高鉢山~安駄山 ③
軌道修正し、尾根をよじ登って、高鉢槍に到着。360度展望が開けています。特に、今日はやや雲が厚いけど、遠景がスッキリとして、山々が美しい。同定しながら、オムスビを食べます。この場で同定しないと、写真からでは意欲が湧きません。気温21.5℃、湿度55%、風も穏やかなので心地よし。
ゆったりとすごして、17分の休憩でした。さて、後半ルートに出発するか。2つだったか3つだったか、定かに覚えていないけど、ユルコブ。それを越して、次は気をつけなければならない749.5三角点。そう思っていたけど、たどり着いたのは、だだっ広い山頂。片隅にあった三角点をチェックします。
そして、ふり返ってみると、もはや方角が、「わけ分からん」状態に。少しばかり行きつ戻りつしてしまいますが、あまり時間をロスしないうちにと、地図とコンパスで進行方向を確認します。すると、何となく来た道をたどっているような気分は前回と同じ。そのため、頻繁にコンパスを確認しながら進みます。
何しろ同じような林が続いているので、困ってしまいます。しかしどうも、倒木の様子が来し方とは異なっているような感じ。やがて、方角チェックを繰り返したり、少しばかり違うような気がする景色の積み重ねから、だんだん確信が沸いてきました。大丈夫じゃ。そして、564鞍部に到達。左には、中三田へ下りている険しそうな谷道。
ここで、ひと息ついて、安駄山へ。向う山頂は735.3m。170m余りの直登か、と覚悟して上ります。そう思っていましたが、途中にコブがあって、いくぶん緩和されますが、それでも結構な勾配。何とか乗りきって山頂にたどりつきます。ひと息ついて、下山にかかります。西側にも、もうひとつコブ。
やがて、左に折れ、尾根を下って行きます。落ち葉が溜まっている急勾配。初っ端に、ひと滑りして尻もち。気をつけて進むことにします。やがて、前方にコブのような尾根の盛り上がり。そして、左側90度で、谷へ下りている分岐。二度目の左折れじゃ。これで良いのか。見下ろすと、とてつもない荒れ谷。
でも、テープはにぎやか。案内板のかすれた文字が、「鳥原」と読めますが、これかのぅ。ま、ここを下りてみよう。それにしても、荒れ放題の難路。この前歩いたルートかどうか、定かに思い出すことができません。しかし、それでもテーピングが絶え間なく続いているから、どこかには出るんじゃろ。
やがて、難路を経て、ガレだらけの道へ。そうそう、これじゃ。間違いない。スギ林を通って、下山口に下り立ちます。ここから林道ですが、これがまた結構長い。そして、ヘアピンカーブをまっすぐ貫いている四つ角を右へ。地図を差し替えてみると、「鳥井原」。「鳥原」とはこのことじゃったんか。
それにしても、長いながい林道。祠が、地図とは違ってずいぶん東側にある。さらに歩いてあるいて、ようやく若宮神社の下へつながる道にたどり着きました。ここからも、地形図とは、ちょっと異なるような気がするカーブ。レンゲの咲く畦を通って、上三田駅へは14時52分到着。予想に反して、列車までの余裕は14分程度しか・・・。
:(了)
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