広島南アルプスロングコース逆縦走 ④
ところが、その女性ハイカー、人にたずねておきながら、必ずしも己斐峠へ下りるというわけでもないらしい。いこいの園ルートとか、教順寺ルートとか、バス停に近いのはどこかとの問いかけ。バスを利用することがないのでよく分からないが、いこいの園ルート下山口には路線のないことだけは告げておきました。
さて、畑峠から丸山へと向っていると、山道のすぐ左脇、1mも離れているかどうか。そんなところに、タヌキのような動物。エサでも漁っていたのか、土の中に突っ込んでいた頭を持ち上げて、土を振るい落としたところ。通りかかったこちらに気づいてびっくり。向き直って、「フガ~ァ」と吠えます。
「おっ、こりゃかかって来るか」と、思わず身構えてしまいます。すると、その隙を突いて一目散にヤブへ。「ブヒブヒ」という鳴き声を残して・・・。一瞬だったので、よく確認できませんでしたが、どうもタヌキではなかったような。イノシシの子どもだったのかもしれません。それにしても、こんなに近くでお目にかかるとは。
丸山では、+5分。あまり眺望のよくないこの広場に、女性ハイカーが2人で昼食。そういえば、KM鉄塔の下にも、女性ハイカーが2人座り込んでいました。森林浴を楽しんでいたのかなぁ・・・。そして、火山に着いたのは13時34分。何と+9分に。こりゃ、いけん。許容範囲を超えてしまった。少しだけピッチを上げます。
そのため、武田山では+5分に回復。このペースじゃ。そう思いながら、吹通しへと下りていると、前から男性ハイカー。すれ違い様、「重い」とカガ鳴き。思わず、「重荷を背負ってトレーニングですか」と聞くと、12kgのコメ袋をリュックに入れているとのこと。近々2000m級の山へ上るらしい。その話がしたかったんじゃの。
そのハイカーを激励して、先へと進みます。「12kgか。ダンベルなら軽く感じるけど。背負って山を上ったら堪えるかもしれんの」。そんなことを考えながら、ガガラ山には14時14分。遅れは+3分に短縮。途中で、早々に完歩祝いのチーズムシパンの残りを食べたり、ハイキングバージョンを解除したりします。
そのため相田下山口へは、15時10分の到着、+5分。ま、このペースで。安東駅には15時22分で、+5分をキープ。これで良いのだ。この時間帯、乗降客も少ない。さて、大町駅ではゆっくり階段を下ります。客の途切れを見計らって、期限切れ間近のパスピーを使い切るため、自動改札機に。
予想どおり残高不足のアラーム。すぐに駅員がやってきたので、その旨を告げます。不足分の30円を現金で支払って、使い切り作業の完了。どうやったら中途半端に残った残額を使い切ることができるのか。これは今朝から、歩きながら悩み続けていた大問題。「案ずるより産むが安し」じゃった。
:(了)
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