牛頭山~本串山縦走 ③
急坂を乗り越えて、ようやく本串山592.5三角点に到達。さて、ここからじゃ。前回、右への分岐点を無視したために、斜面を下るはめになってしまいました。その教訓を生かして、右への方向を重くみて進むことに。しかしやがて、ものごとはそれほど単純ではなかったということが明らかになります。
しばらくすると、二股分岐。正面に二重テープ。覚えのある分岐ではありませんが、本来、これを右に行くんじゃったんかもしれん。そう思い込んで、右へと進みます。ちょっとヤブっぽいけど、テープ、リボンが続いています。「よしよし」と、すっかり安心しきってたどって行きますが、やがて、道らしきものが途絶えた斜面に。
テープも、最後の一箇所から先見当たりません。こりゃ、前回の繰り返しになるで。その思いで、大返しをすることに。ズンズン上り返します。ここは気を張って、多少の急坂は足速に進みます。しかし、長い。「あの二重テープはまだかのう」。このあたりかと思ったところに、送電鉄塔の補修道。これか。
二重テープは見当たらんけど、これを南進しよう。すると、やがて送電鉄塔。ちょっと安心するが、「74」の番号。地図には、75、76、77となっているので、「ちょっとおかしいのぅ」と思いつつも、この道を進めば「何とかなろぉ」と楽観。ところが、倒木がえらい多くなってきました。そして、前回斜面に下りたときに似た二本重ね倒木。
そして、その先は潅木のヤブ。こりゃ、この前の繰り返しか。まぁ、ここまで来たら、それでも仕方なかバイ。そう覚悟を決めて下りていきます。この前とは、ちょっと違う斜面のような気もしますが、今さら後へ上り直す気にはなりません。ズンズン下りていきます。そして、やがて沢に。こりゃぁ、やっぱり違うで。
右、左へと歩けそうなところをたどっていると、リボンを発見。これが何のためにあるんか分からん。さらに、この先この先どこまで続いているのかも分からんけど、とにかく、この沢沿いの道のようなものをたどります。途中には崩落したところも。その難所を何とか乗りこえて進みます。やがて今度は尾根を巻く道に。
15時00分発のバスには、「今さら間に合わんじゃろ」と諦めかけますが、しばらく進むと町が見えてきました。思わず足速に。やがて、神社の背後に下り立ちました。回ってみると、布神社。下りかけの民家の男性に、今日の散々な体験を訴えると、気の毒そうな応答。なるほど、「そういう山じゃったんじゃ」。バス停を確認して、それでも、何とか予定していた便に。
:(了)
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