広島南アルプスロングコース逆縦走 ④
「追い抜くことになるかもしれんで」と思いつつ、残っていたムスビを食べます。「あまり長居をすることはできん」とは、思いつつも15分間。到着時と同じ-11分で出発。大茶臼山山頂も-11分。このペースを落とさぬよう丸山へ。途中、立ち止まっていたさっきの2人組みハイカーを追い越します。
さらに鉄塔ピークには、休憩している黒ジャンパーハイカー。「ついに追いついたか」と見ると、別の男性ハイカーと何やら話しています。その新たな年輩ハイカーは、「火山の向こうから上ってきた」とのこと。というと、あの肩へ上ってくるルートからか。「もうこれ以上、上りたくない」という弱音を吐く横着もの。
しかも、「アストラムラインで帰りたい」と言う。それなら、伴峠まで戻るか、畑峠へ下りるしかなかろうと告げます。すれ違った後で、そう言えば、大塚峠から五月丘中へ下りるルートと、下山分岐から市立大へ下りるルートがあったことを思い出します。しかし、どちらもヤブっぽい難ルート。
少し後悔しますが、あそこで博識を披露しても意味がない。それに、あの「カガ鳴き」の無計画ハイカーじゃぁ、あのルートは、得歩かんじゃろ。ま、いずれ追いつくと思っていた黒ジャンパーハイカーをやり過ごしたし、やがて、大原へ通じている伴峠を過ぎると、別にどういうことはないのだけど、安心して先へ進みます。
火山には、壊れた山頂表示の上に、小さいけど新たな表示板。ひと息ついて下りていきます。ひょうたん岩分岐には、この前から新しい分岐表示。しかし、何故かしら板は古びています。それには、「のこぎり 列岩体 ため池 かすがの」という文字。この「のこぎり 列岩体」とは何じゃろ。
そんなことを思いつつ、若干の上りと急降を経て水越峠へ。途中に、「水越山?」と書かれたピンクリボン。「何じゃろか」といろいろ考えましたが、この山の呼び名のことでしょうか。「それなら、水越山じゃのうて、黒谷山じゃろ。よう研究せぇ」。このリボン、引きちぎっておこうかとも思いましたが、まぁ、そのまま。
弓場ルート、頭ぶつけ木に気をつけながら上って、武田山には14時11分。何と-32分で楽勝。遠景は、さほどスッキリしているわけではありませんが、あと少しと思うと、晴れ晴れとした気分。吹通しへの急降を下りていきます。ガガラ山へのルートには、新たに摸木階段が造られていました。
この前は、雪に埋もれていたので分からなかったかも。ガガラ山山頂に着いたのは14時42分。-34分。もはや急ぐ必要なないので、ペースキープだけを心がけます。武田山団地分岐。案内テープが、どうも上の方と思っていると、本来の分岐には、進入禁止のトラロープ。ま、何時かそのうち、探索じゃ。
下には休めそうなところがない。かなり下りたところと思しき岩でそろそろ、温湿計をチェック。山歩きバージョンから切り替えて、ついでに完歩祝いも。少しばかり良い気分で相田下山口から道路を歩いて、安東駅へ。到着したのは、15時17分。何と-35分に。西広島駅へは、50分くらい早く、帰りつくことができました。
:(了)
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