広島南アルプスロングコース逆縦走 ③
さて今日は、先を急ぐ山歩き。まだ話を続けたそうな、その男性をふり切って、鬼ヶ城山へと向います。東尾根道の鉄塔下には、新たに摸木階段が補充されているようで、歩きやすい。今回は初っ端から、新しく造られた「さんぽ道」は通らず、古い抉れ道を上ります。鬼ヶ城山には9時40分到達で、-4分をキープ。
パノラマ道から見える、ずんぐりとした315峰と突き出した柚木城山。改めて眺めると不思議な気持ちもしますが、しかし、よく考えるとこれは、歩いている実感そのものか。315ピークには10時30分到着。-5分。もうひと息アップする必要があります。トラバースながら、ときおりある急坂を上って、柚木城山のコブ。
10時48分で、-7分と調子ヨシ。元二重鉄塔広場から見える造成地は、広いサラ地に何やら重機が持ち込まれています。いよいよ建築工事がはじまったのでしょうか。どうなるんか分からんが・・・。己斐峠に下りてみると、歩道がずいぶんキレイになっています。落ち葉を側溝に掃き寄せただけかも。
さて、峠を越えたあたりに「一般県道伴広島線道路改良工事(28-2)」という看板。これに示されたものを見ると、縦走にはほとんど関係なさそうに見えました。ところが、国泰寺前の九十九折れ登山口が、ロープで封鎖されているではありませんか。「何じゃ!、これは」。ここで、通行止めと言われても・・・。
他に進入路が示されているわけでもなし。「困ったのぅ」と思いつつ、その脇を抜けて、上ってみることに。その上で状況を見て、ルートを判断することにしよう。「何がどうなっとるんかのぅ」、「この前、山道脇の木が伐採されとったのはこのためじゃったんか」。九十九折れから尾根道へ切り替わるあたり、その少し上に重機が二機。
「この尾根を切り崩してしまうんじゃろか」とも思いましたが、それにしてはかなり上の方。重機には運転士が誰も乗っていません。休憩中か。「この際じゃ」と、その前を通って上へと向います。少しはなれたところに作業員がいましたが、こちらを「見て見ぬフリ」か、よそを向いて座っています。
そのため、声もかけずに通りすぎることに。まもなく縦走路に入ったので、そのまま上って行きます。墓苑分岐あたりで振り返っても、下山方向には通行止めの表示がありません。やがてしばらくすると、前方に黒ジャンパーの男性ハイカー。「結構速いのぉ」と思いながらも、やがて追いつきます。
抜き際に、先ほどの立入禁止になっていた進入口のことを聞いてみます。すると、同じように「11匹の猫」で上って来たらしい。やがて、展望岩に到着したのは、11時37分と-11分。「おぅ、これなら何とかなるぞぅ」。先着していたのは、2人組みの男性ハイカー。聞いてみると、己斐峠から上りなおしてきたとのこと。
「この急坂を上りなおすとは、それはご苦労なこって」と言うと、はじめからそういうコースを組んできたとのこと。『イオン』のことや太陽光パネルのことを話題にしつつ、昼飯。さっきの黒ジャンパーハイカーが、下の岩でひと休みしていたようですが、上ってきて先行。さらにこの2人組みも、始発点の大原へ向けて先発。
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