久地冠山~仏峠縦走 ②
さて今回は、バスに乗り遅れたりせぬよう10分早く40分前に出発。すると、バスセンターの乗り場に10分以上早く着いてしまいます。早めの出発は、5分でも良かったかもしれませんが、ま、少しでも余裕のある方が良エじゃろ。ところがそのはずが、バスに乗ってから、コンパスを忘れたことに気づきます。
ルートファインディングが必要なコースなのに・・・。しかし、今さらどうしようもない。久地魚切で、第一タクシーのバスに乗り換え、大川橋バス停で下車。間野平水力発電所登山口に向いますが、それにしても、道端に雪が残っとるで。山を見上げると、ところどころ白いものが混じっています。
こりゃぁ、いかん。一応アイゼンとスパッツは、もしもの場合に備えて、持っては来ましたが、さっそく使わにゃぁならんかのぅ。ま、早めに準備しておこうと、登山口で装着します。コンクリの坂には雪はないので、歩きにくい。しかし、山道に入ると、すぐに残雪。そうは言っても、やや少なめ。
この先でのアイゼンの必要性に疑義を抱きながら上ります。ところが、やがてそれの心配は無用じゃったと悟ることに。相当の残雪。場所によっては10㎝ほどあるところも。それにしても、難儀な冠山上り。雪の分だけ余計に、それを感じるのでしょうか。前を行くシカの足跡、シッカリまん中に盛り上がりのある偶蹄類の形状。
尾根に乗り上げたところで振り返ると、送電鉄塔の並ぶ本串山。そしてその左側奥、あれはおそらく牛頭山に違いない。山頂間際の雪に埋もれた急坂を上って、久地冠山へ。東方面に展望がありますが、気分的に山を同定する余裕がありません。そこから、倒木の続く道を下りていきます。
やがて、尾根先の大木。そこに示されたとおりに左へと折れていきます。さて、こちらへ向っているような足跡がありましたが、これもシカかも。そして、次の尾根肩で道を見失いかけてしますが、その先はどうも違う、見覚えがない場所。しばらく戸惑うも、何とかルートに復帰することができました。
ひょっとしたら、これが、東方面の下山ルートじゃったのかも。しかし、それは後から地図を見て考えること。ま、今日は縦走路を先へ進むつもり。やがて、大倒木のある「分岐」。これを左へ行ってみよう。この前、半信半疑で探ったときには、道らしきものが見あたらなんだが、ここが突破口に違いない。
そう確信しているので、倒木やヤブをおして進んでみます。すると、その先にはテープやリボンがときおりある山道らしきものが続いていました。498ピークらしきものを巻いて、ようやく尻高山(556.3m)に到着したのは、11時56分。座るところもないけれど、いつもの通り朝食が早かったので、ここで昼食をとることにします。
つづき: 久地冠山~仏峠縦走 ③
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