駒ヶ林~ 弥山~獅子岩 ③
なるほど、これは世界遺産、谷へ流すというわけにはいかんじゃろぉて。まぁ、仕方なかろう。ここは、風景は見えんけど、封鎖されているので風が入ってこんから、寒くはない。しばらくすると、さっき駒ヶ林で出会った女性ハイカーが入ってきました。ベンチの端を譲ります。彼女もここで昼飯らしい。
3人でふれあいに。すると、ボランティア氏、曲線の描かれたシオリを示して、何が描かれているかと質問。こちらが、宮島の稜線かと答えると、すかさずその女性ハイカーが「寝観音」と応じます。それが正解らしい。なるほど、そういう言い方をするのか。そのシオリの裏にも、「寝観音」と記入されていました。
宮島は「神の島」じゃなかったんか。やっぱり、神仏混交じゃったの。「有難いもの」なら、何でもエエかったんじゃろ。ま、そのシオリをくれるというので、もらっておきます。ボランティア氏が外国人の対応で出た隙、女性ハイカーに、「それにしても、四宮ルートを下りるのはちょっと難しそう」と伝えますが、オバハンらしく平然。
さて、下山にかかるか。後からチェックすると、ここでの休憩は22分。何と長逗留したものよ。ロープウェイが止まっているという獅子岩へ向います。しかし、すれ違う人の中には、中ヒールを履いていたり、街歩きのコートを羽織っていたりする女性が・・・。ほんとに動いてないんじゃろうか。
そんな疑念を抱きながら、もみじ谷ルート分岐の鞍部に。すると、そこには獅子岩駅方面通行止めの帯テープ。「何じゃこれは」」と思いつつ、「ま、ロープウェイに乗りに行くわけじゃないんじゃから、良かろう」と、潜って進みます。上り坂を経て、あと少しで博打尾ルート下山口分岐というところに、再び「立入禁止」のテープ。
そこにさしかかると、駅にいた作業員。ちょうど昼飯にかかるときだったのか、こちらの姿を見咎めて、停止の声。これから先は入れないとのこと。おそらく、すぐ目の前の左斜面の向こうが入口だったはず。「すぐそこから下りるだけですから」と訴えます。すると、その作業員、引き換えして誰かに相談。
すると、その上司らしき人物がやってきて、「どこまで行くんですか」と聞かれたので、「もみじ谷まで」と答えます。そうこうしていると、斜面にいた作業員もしくは保安員のような人から、「こっちに道があるから、行かせてもエエじゃろう」の声。そういうことで、何とかそんな押し問答の末、通行がOKに。
しかし、「エエじゃろう」と言ったその人から、「何かあっても、自己責任で」という繰り返し。はじめは感謝の言葉を発していましたが、仕舞いには、「分かった!」と応じることに。里山歩きの自己責任は、毎度のこと。今さら強調されんでも・・・。もし何かあっても、ロープウェイの保守点検会社を訴えたりせんわぃ。
つづき:駒ヶ林~ 弥山~獅子岩 ④
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