白木連山縦走 中島~上三田 ④
良い調子だとは思いますが、やはり、ここで油断は禁物。さて、ここから進む方角を、改めてコンパスで確認して、胡谷山へと向います。これが、はじめから急登の上、さらに急勾配をともなうコブが5つくらいあります。そして、もちろん最後で最大の難所は、急斜面の下り坂。ここで木杖を使います。
まぁ、ないよりましな程度ですが・・・。結局、一度尻餅をついてしまいます。鞍部に木杖を投げて、ユルくなった稜線を進みます。ややヤブっぽいところもありますが、何とか道が続いています。384ピークらしきものを過ぎて、「上三田→」とあったはずのテープ。もやは、「→」しか確認できません。
しかし、ここは見慣れた斜面なので、それにしたがって、急坂を下ります。そして、鞍部を経て、おそらくここが「297ピークじゃろ」と思しきT字分岐。迷うことなく左へと進みます。その方向に、テープもあったので安心。そして、例の鞍部分岐を探しますが、コブまたコブ。おかしい。ひょっとしたら・・・。
「また、ルートを間違えたんじゃろぅか」という不安。かなりエエ線まで歩いてきとったのにのぅ・・・。しかし、最後に上りついたコブに、「297」の表記されたテープ。ここじゃったんじゃ。たぶんこれで、この前は、一応住吉神社口にたどり着きはしたものの、キツネに摘まれたような、わけ分からん状態に陥ったに違いない。
今日は、少しばかり確信が持てるで。さて、2度目のT字分岐を左に折れて、若干分かりにくくなっているルートをたどると、例の鞍部分岐に到達。それにしても、ここからはひどい道。滑らぬよう、その前のように、倒木の枝などでケガをせぬよう気をつけて下りていきます。住吉神社口に下り立ったのは、15時12分。
これなら、上三田駅16時13分発の列車に十分間に合う。しかし、タイムを記録せにゃぁいかんから、ゆっくりとは歩かんで。出会った散歩者に2人ほど、あいさつしますが、どうも反応がギゴチない感じ。以前出会った人は向こうからしてきたんじゃがなぁ・・・。まぁ、人それぞれということじゃろぅて。
上三田駅に着いたのは、15時29分。やっぱり、こりゃ早よ着きすぎたのぅ。発車まで40分以上あります。完歩祝いをしたり、コーヒーを飲んだりします。はじめのうちは、身体が温かったけど、吹き通しの駅舎、だんだん寒くなってきました。それでも、ベンチに座布団があるのがありがたい。山歩きデータを書き出します。
:(了)
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