絵下山東麓 時計回り縦走 ④
それでも、まぁ、斜面上りの大ヤブに比べれば・・・。しばらく進んでいくと、勾配がユルんできました。そして、トラバース道へ。ところが、これがかなりの道程。ようやく、稜線縦走路との合流点。「3段の道」の表示を右手に見ながら、いま少し急坂を上って行きます。すると、「展望広場」への案内。
「もうすぐじゃ」と、ためらわず、その道をたどります。上りきったところにある東屋、先着者の男性が正面に座っているのが見えました。12時15分。あいさつを交わします。バイクで上がってきたとのこと。どおりで軽装じゃて。それにしても寒い。気温は12.7℃ですが、結構な風。ここで、予定どおり昼食。
食べ終わったのが12時30分。何とかこれなら、予定どおり行けそう。その余裕気分が「仇」に。確か、南側の展望所へ向う道があったけど、電波塔ビル東下の道路に繫がってはおらんのじゃろうか。そう思って、回り込んでみましたが、ダメじゃった。東屋まで、引き換えすことにします。時間が限られているというのに、ロスタイム9分。
まぁ、仕方ないぜぉ。それでも、絵下頭に着いたのは、12時47分。これならまだ行けるで。下り道はそんなに時間はとらんはず。そこから、林道への下山路を、はじめて歩いてみます。これが焦る気分には、結構長い道程。林道出口では、歩いて下りている三世代家族と遭遇。それを追い越して、中野山登山口へ。
「中野山?」、保安林の尾根下り口の表示は、この山のことじゃったか。なるほど、ガッテン!それにしても、ずいぶん遠い山を案内したものじゃのぅ。そこから標高100m足らずのユル坂を上ります。鞍部にある分岐らしきものを過ぎて、岩場の山頂に到達。巨岩には大きな亀裂。満足しながら、少しばかり風景を堪能して下山にかかります。
先ほどの分岐へ引き返して、竜山との間にある鞍部へと向う下り坂に。途中、「あと5分」の表示がありましたが、も少し、かかったで。その鞍部には、ちゃんと北側道路への案内表示がありました。ここですっかり安心しますが、しかし、ここからも野生的な谷道が続きます。そして、ようやく林道に。
ここまで来れば、ほぼ大丈夫。あとは道なりじゃ。カーブをたどり、向き直ってしばらく進んだところで、この前歩いた竜山からの下山口。ここからは、もはや予断をさしはさむ余地はまったくない。バスの発車時刻には余りある時間。寺屋敷集会所についたのは、30ほど前。温湿計をチェックして、完歩祝い。
それでも一応、万が一のため絵下山口バス停で、年末年始便の時刻をチェック。間違いなし。しばし、集会所の南側階段に腰掛けて、山歩きデータの書き出しをしますが、発車の10分前にはバス停へ。わずかではあっても、空虚な待ち時間。そして、コーヒーを飲むのにも苦労するほど激しく揺れるバスに乗って、矢野駅へ到着。
:(了)
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