宇根山 逆縦走も失敗 ②
はて、左か右か。試しに、左の東方向に進んでみますが。この道はどんどん下ってしまう。これはいかんと、引き換えして右へ。そして高みをめざして進みます。道路が続いて調子いいぞ。やがて、林道と交差。はて、地図を見ると、西側に道があることになっています。おぉ、そのあたりに階段発見。
しかし、上ってみるとその先は、どうにもなりそうもないヤブ。さぁ、どうするか。とにかく、それでも歩けそうな隙をついて、尾根を歩いてみることにします。はじめは踏み跡のようなものがあったけど、それもあいまいに。それにしても難儀なルート。もはや前門の狼ヤブ、後門の虎ヤブ。
にっちもさっちも行かんようになったけど、とにかく上をめざすことにします。何とか、この困難を凌いで行ったところ、段差の上に道路。右側に民家がありました。ここで一安心。何とか乗り上げて、その道をさらに、高い方へと歩をすすめることに。やがて、その道は、山道に移行してきました。
ところが、これもだんだんヤブ化。いずれは、上の林道に交差するはずという、期待の灯火に支えながら歩きますが、それにしても、ヤブ尾根から、今度は滑る急斜面をよじ登るはめに。ついつい、「この山にゃぁ、まともな登山道はないのか」と、半ば絶望的な気分も混じります。その後さらに、首丈ほどのシダヤブ。
それをかき分けて、たどり着いたコブ。そこに道があるかと思っていたけど、それらしきものはなし。さらに上り。それでも、そこからまもなく、上の林道に乗り上げることができました。時刻は11時17分。嗚呼、苦しかった2回のヤブ漕ぎ。まだ、雨は止まず。ここでタマゴムシパンを食べてエネルギーを補給します。
但し、この難路、なぜか頭の記憶とカメラの記録に、若干の食い違い。ブログの記述は、カメラに合わせておきました。その方が真実に近いはずなので・・・。
そこからは、林道なので歩きやすいけど、けっこう長い道程。稜線に乗り上げたころには、雨がやんできました。
途中、展望広場が2ヶ所。良い眺めです。広島市街方面を見ると、晴れて明るくなっています。そのうち、こっちまで日差しが移動してくるじゃろと期待。しかし、山頂方向を向くと、霧が漂っています。左側に側道のようなもの。ピークに通じている山道かと、入ってみましたが、結局、これは小コブ。
道なりに下りてみると、その先にようやく、山頂への案内表示がありました。そこからは、ちゃんとした道が続きます。そして、まもなく天測点の標柱ある野登呂山山頂に到着したのは、12時05分。ネット情報では、林に囲まれて展望なしとなっていましたが、南側がすっかり伐採されていて、眺望良好。
つづき: 宇根山 逆縦走も失敗 ③
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