牛頭山~本串山縦走 ④
先には太田川沿いの道路がある、潅木を掴みながらも、希望を抱いて下りていきます。そして、ようやく、やや広めの山道に合流するとができました。少しそこをたどって行きますが、どうも尾根を巻いているようなので、道路へ向う沢沿いの荒れた道を下りてみます。道路の一段上にある畑地に出てきたのが、14時49分。
はて、どこへ出てきたのか。対岸にある建物の様子や久地冠山の位置から見て、おそらく「布」より東方面。このとき、バスの発車時刻が少しでも遅い方が良いかもしれんと、さらに東へと足を向けました。後から考えると、これは判断のしにくいところ。それにしても、この段差は簡単に下りることができません。
階段はないものかと探していると、内側に窪んだところがあったので、そこから下りることにしました。直近をクルマが通るので、跳び下りるわけにも行かず、危ないところですが、なにしろ急ぐ。さて、川の東へと向っていることを再確認。「よし」と、次のバス停をめざしますが、いったい、どこにあるのやら。
左側前方に見えたバス停のようなもの、走ってみます。ところが、これはどこやらの会社の白い看板じゃった。もう一度、方角をチェック、対岸には、かすかに見覚えのあるホテルが見えます。さらに進んでいくと、おッ、道路の右側にバス停のように見えるルーフ。これかも、じゃが、違うかな。
そう思いつつ接近してみると、片側だけのバス停。おかしい。これはどうなっとるんじゃ。上り・下りを間違えとるんじゃろうか。そばにクルマは止まっているけど誰もおらず、聞ける人もなし。まぁ、バス停の対側、自分が確信できるところで、バスを待つことにします。正確に覚えていないけど、このとき15時過ぎじゃったはず。
まだ間に合う。すると、第一タクシーのバスがやってきました。ドアが開いたので、運転手に、安佐営業所へ行くのかたずねてみます。すると、それが終点とのこと。「車体の前に示されている行先と違うじゃないか。このやろう」とは言わず、まぁ、とにかく乗り込んで、営業所へ到着。ここまで来たら大丈夫。
当分、山歩きデータを書き出す気分にはなれなんだで。安佐南へ入ってしばらく・・・、ようやく、気分が乗ってきたので、メモを取りはじめました。それにしても、今回、何とか予定していたバスにも間に合ったけど、縦走成功とは言えんばい。あの尾根道の右にあった案内に従えば良かったに違いない。また今度、再挑戦じゃ。
:(了)
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