広島南アルプスショートコース順縦走 ③
先着していた男性ハイカーに、初日観望のことを話します。すると、「ここもいまひとつだが、大茶臼山からはまったく展望がなかった」とのこと。初日のことと思って「それにしても、初日を眺めに、畑峠から大茶臼山へ歩いている人がいるけどなぁ」と返します。東側も見えるはずだけど、おかしなことを言う。
よく考えてみると、この人おそらく、大茶臼山山頂からのことを言っているのかも。そのことに気づきます。そこで、「電波塔ビルの手前を少し南側に下りた展望岩からなら、市街がよく見えますよ」と伝えます。残念がるその男性ハイカーを残して出発。一応、鉄塔=畑峠間の時間をチェックしておきます。
到着した展望岩。ここでオムスビを食べます。空には厚い積雲が動いています。これがときおり太陽を隠しますが、幸いなことに食事中は日差しあり。気温は、温湿計を引っ張り出した時点では、15.3℃でしたが、だんだん上昇。24℃に。ほとんど風もないので、快適に過ごすことができました。
ここまで来れば、初日観望ができることは間違いなさそうですが、それでも眺めの良い岩は限定されますから、観望者数人での譲り合い、あるいは奪い合いというもの何じゃて。帰宅後、初日の方位を調べると117度。今度は、これを実地で、どの山の方角にあたるのか確かめておく必要があります。
造成地山側の大きな建造物、何だか見当もつきませんが、倉庫でしょうか。いずれにしても、ほぼ完成しているようです。その建物の前に細長い紅白のアンテナ塔が屹立しているように見えていたのは、鉄塔広場から、も一度見直してみるとクレーンでした。ということはまだ、作業半ばということなのでしょう。
柚木城山縦走路はじめの送電鉄塔は、すでに塗装が完了したようで、キレイに仕上がってていました。柚木城山・山頂広場は、久々に刈り込みされていて、スッキリ。おそらくボランティアの方の奮闘、ご苦労さまです。そこから315ピークへ向けての林が美しく感じますが、これは日差しのおかげ。
315ピーク、「見越山」との( )付表示が以前からなされていますが、いっときは「古田山」と呼んどったのになぁ。根拠はなんじゃろ。それにしても、「315」じゃから、「ミコシやま」ではなく、「ミイゴやま」と読んだほうが、自然な気がします。ほんの少しだけ、「キラキラ」読みになってしまうか。それとも、「ミイコシやま」とでも言うんじゃろぅか。
草沼道へのウンザリする捻れ階段を下りて、なぜか、いつも以上に心に染みる美しい竹林を上ります。そして鬼ヶ城山へ。もちろん、通るのは近道。今日は山頂から、市街地がよう見えるで。しかし、窓ヶ山方面を振り返ると、寒そうな黒くて厚い雲。あれが、やってくる前に下山したいものじゃ。
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