呉娑々宇山 登石~水谷峡 ②
登石バス停に着いたのは、何と9時00分。早いのは良いけど、こりゃ、登頂時刻がかなり前倒しになってしまう。そうすると、昼飯も・・・。まぁ、それはそのとき判断しよう。今日は、暑くなりそうなので、登山口までに着替えれば良かろうと、スリーブレスをポロシャツの下に着込んできませんでした。
これをどこで着替えるか。「大」広島駅の片隅でと思っていましたが、人通りが多く、そのような場所は見当たりません。まぁ、暑くて堪らんというほどでもないし、しかも、バスから降りてもしばらく住宅街、そのまま歩きます。結局、登山口のすぐ手前にある貯水池テニス場の前で、さっと着替えることに。
この前下りた尾根ルートは勾配が急なうえ、道がやや曖昧なところもあったので回避。今日は、この「ささらが池」ルートを上ります。もちろん、急なところはありますが、全体的にユル坂、そして、何といっても道がハッキリしているところが無難。それにしても、「ささらが池」分岐は、かなり上ったところにありました。
歩きあるき、前々回一度行ったし「もう、エかろう」と思っていましたが、その分岐に至ったところで、「時間に余裕がありすぎるのぅ」と、こころ変わり。やっぱり、行ってみることにします。池の水量は、この前とさして変わらないような少なさ。「変わり映えせんで」と眺めていると、池の畔に、説明板があるのを発見。
それによると、「ささら」というのは、平氏の姫の名。壇ノ浦の合戦後、源氏に追われて、この池に身を投げて死んだとのこと。この池も、水量の多いときがあったらしい。それにしても、この山奥まで来て入水とは、それなりの事情があったに違いない。さて、今回は上りつつ寄ったので、分岐への戻りも平気。
ここから先、攀じるほどではありませんが、少し勾配が大きくなります。そしてようやく、3ルート合流点のコブに到達。ボロボロの摸木階段を下りて、林道に。それにしても、南側やや上方にある上り口には、何の案内もありません。はじめて上ったときなら、少し難儀したかも。そこからは、まもなく稜線に。
縦走路に乗り上げて、電波塔を過ぎると、すぐに呉娑々宇山山頂(681.8m)。その手前に、植木屋さんが使うような、大きな刈込バサミを使っている人。「ヤブ刈りですか」と声をかけます。「この前ナタを買ったけど、まだ使ったことがない。その方が切りやすそう」と言うと、「今切っているのは、外来種の草」。
「この辺にいっぱい生えている」とのこと。さらに「マダニが落ちてきて困るので・・・」と言ったように聞こえました。「マダニ?」が引っかかりましたが、確認はせず。さてと、早々に話を切り上げて、みはらしの丘へと向います。あのハサミ、切りやすそうだけど、山歩きに持ち歩くのはちょっと不便か。
つづき: 呉娑々宇山 登石~水谷峡 ③
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