絵下山 矢野西～東麓 ③

　しかし、その巻き道を回ったところには、後方・茶臼山、前方・明神山そして東に矢野下口への案内板。しもうた、これか。茶臼山に行きそこねたか。山頂で水分補給をしようと思っていたのに・・・。まぁ、仕方ない。それはそれと、気分を変えて、明神山へと向います。さて、この先に、前回間違えた東尾根への分岐があるはず。

　チェックしながら歩きます。まず、縦走路に復帰した急坂のある鞍部。そうそう、252ピーク三角点案内板への分岐じゃった。後は道なりに、まっすぐ尾根を上っていきます。急勾配にさしかかってしばらく。少し肩になったところを選んで小休憩、タマゴムシパンを食べてエネルギーを補給します。

　さて、ここから200m近く上る急坂。汗で、ズボンの膝あたりまで濡れます。馬の背は、予想外にかなり上の方でした。それにしても、何回上っても、この明神山はキツイ。山頂近くは湿地だからか、小虫が耳元でうなります。西尾根では、ウシアブにさんざんつきまとわれましたが、ここまでくると、それはないようです。

　息を切らせながらもようやく、森の中にある明神山山頂に到達。ここでひと息ついて、水分補給をします。さて、ここからは稜線のユル坂に。歩きながら体力を回復させます。途中、目についたゴルフボールほどの木の実。触ってみると、硬い。しかし、中には半分ほどリンゴのように赤くなっているものも。

　もいでかじってみます。何とも言えないエグさ。まん中には、ビワのような黒い大きな種が・・・。何回かかじってみますが、とても飲み込めるような代物ではありませんでした。さて、その後、ユルコブを上ったり下りたりしつつ、絵下山の林道口をめざします。子の岳分岐を過ぎて、さらに次の分岐をまっすぐ。

　どこかにあったはずと思っていた「動き岩」。下に隙間があるので、上から圧したら今にも動きそうですが、そうはいかない。そこから、まもなく林道口に乗り上げます。思い迷いましたが、展望広場まで行くことにしました。ここで、ほんの少しだけ早めの昼食をとることに。ここからの景色の方が、広々としてエエじゃろぅ。

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