広島南アルプスショートコース順縦走 ④
脚の痛みは苦しいけれど、ここでドロップアウトするわけにはいかん。これまで、どんなに辛くてもしたことないし、また近日中にこの距離を歩かなければならなくなるのは御免。己斐峠に下りて、柚木城山口へ。果たして、あの崩落跡は大丈夫か。少し心配していましたが、入口あたりが沢になっていただけ。
それから先は、しっかりした道が残っていました。倒れていたタヌキのことを思い出しながら、坂を上ります。二股別れは、もちろん急登の方を。ヌタ場には泥水がいっぱい。元二重鉄塔広場から見える造成地の山際には、ビルのようなものが数棟建てられていました。しかし、広大な広場は手付かず。
これだけ海浜側に大型店ができれば、イオンもなかなか出店できまい。まぁ、場末の清掃員には、ハナッから関係のないことでござんすが・・・。さて、柚木城山コブの北上り坂も、ツルツルといった状態になっていました。そして、山頂はますます草茫々。ここで水分補給して、315ピークへと向います。
途中、左膝の痛みのトリガーポイントは、ひょっとしたら外側広筋ではないかと触れてみると、強い痛み。これか。歩きながら抑えていると少し楽に・・・。ピーク手前の分岐もヤブ化。どこが上り道やら見分けがつきにくい。それでも、山頂広場はしっかりキープされていました。ここで、枯れ幹ベンチに腰を下ろして、しばし休憩。
この道は、予想どおり、丸山ルートと同じくキノコが多い。おそらくすべて毒に違いありませんが、なかにはウンチ状になっているものも。これはとても、進化の必然とは思えません。歩きながらも、いくつか観察していると、どうも、「枯れ」状態に入ったもののようです。それなら、話は分かります。
さて、長い階段を草沼道へと下りていきます。引き続き足底も膝も痛いのですが、横断歩道を毅然と渡り、鬼ヶ城山へ。クサリ柱を過ぎて、しばらくすると道が広くなっています。遊歩道か。もうアンビン岩近くまで来たかと思っていましたが、豈はからんや、それはまだもう少し先のことでした。
出会った男性ウォーカーに、「道が広くなりましたね」と声をかけると、「そうです。子どもたちも安心して歩けます」と、嬉しそうな応えが返ってきました。それにしても、どこまで延ばすのでしょうか。「近道」はさほど荒れておらず、シダヤブが刈られていて登りやすくなっていました。鬼ヶ城山からの下りは、「鬼のさんぽ道」に合流。
これもほぼ平面になっていて、歩きやすい。抉れ道との合流点からもしばらく続きます。しかし、その先はまだ造成中。このコブから先も、抉れていて歩きにくいところ。道ができるのが楽しみです。とは言っても、その分、野性味が削がれるか・・・。さて、道行地蔵から東峰をめざします。
つづき: 広島南アルプスショートコース順縦走 ⑤
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