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2016年8月16日 (火)

久地冠山~仏峠 縦走失敗 ③

 ところが、急坂の先にあったのは送電鉄塔。待てよ、縦走路にはなかったはずImgp7642じゃが・・・。地形図を再確認してみます。どうも、おかしい。さらに、リュックから25000分の1地図を引っ張り出してみますが、送電線はないで。こりゃどうも、西側の尾根へ迷い込んだに違いない。分岐めざして、戻ることに。

 ゆるく感じた坂も、上り返してみると結構な勾配。汗を噴き出しながら、結局、20分かけて、右側に倒木のあったところまで戻ってみます。「やっぱり、ここじゃったんかのぅ」と、木を潜ってみますが、その先に道らしきものは見当たりません。「おかしい」。縦走路の続きは、いったいどこにあるんか。

 ちょっと、途方に暮れてしまいます。こうなったら仕方ない。上ってきたあの道は下りImgp7643たくないものと思いつつ、北へ引き換えしながら、縦走路分岐か、もしくは最悪の場合でも、地形図にある冠山の東下山道を探すことにします。そこからくすのき台へ、道路伝いに行くことができるかもしれんて。

 しかし、事態は予想する「最悪」を超えてしまいます。進行方向右(東)側にはいっさい、縦走路分岐や下山道口らしきものは見当たりませんでした。こうなったら、いろいろ不便になるけど、とにかく下山できるルートをたどるしかないと覚悟します。やがて、できることなら避けたかった、冠山山頂に再登頂。

 若干、急で林の間から下界の垣間見える尾根を下りかけますが、どうもその先には道がなさそう。いったん山頂へ、引き換えします。そして、ようやく上ってきた山道を発見。そこを下りていきます。若干、膝に負荷がかかりますが、上ってきたときほど苦しくはありません。しかし、難儀は送電鉄塔下の広場。

 その10mほど手前から、サルトリイバラやトゲのある葉の草叢が続きます。用意したナタを出すのには面倒。右上腕部に痛みが走りますが、すぐじゃ。まぁ、多少のスリ傷くらいならたいしたことはないと、何とか凌ぎます。それにしても下りは、上ったときよりも早いに違いないけど、長く感じます。

 沢が近づいてきましたが枯れているので、この暑いのに水を使うこともできません。見覚えのある砂防堰堤の手前を下りて、カレ沢を渡ります。ヤブっぽくなってきた道を下って、さらに墓地手前の支流の枯れ沢を越えたところでようやく、「冠山登山口」の表示。「ここじゃ」。到着したのは、14時40分でした。

つづき: 久地冠山~仏峠 縦走失敗 ④

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