牛頭山 反時計回り ③
それでもなお、「このまま進んでもいいでしょうか」と聞かれたので、「行先が分からんのなら、引き返した方が無難でしょ」と告げます。こちらはとにかく、「明見谷」をめざしているつもりなので、そのまま先へ進みます。やがて、草の生えた林道に交差。左側の谷には、「これより先、オリエンテーリング通行止め」の看板。
そう書いてはあるものの、何とかなりそう。しかしやがて、沢の手前あたりから草茫々の大藪に。とてもこれでは進むことができません。仕方なく林道を引き換えして、先ほどの交差を逆方向へ歩きます。すると、「何ということ!」。野外センターの大池の手前に出てきてしまいました。結局、センターをひと回りしただけじゃ。
牛頭山には上らんのか、後から続いて数人の子どもたち。これなら、先ほどのふたり組みにも、そのまま行かせれば良かったか。しかし、これはいま、道が分かったから言えること。あの時はあれで、最善のアドバイスじゃったんじゃ。それにしても、これからどうするか。引き返して、水槽口に戻る方法もあるが・・・。
しかし、今日は明見谷口から上ることにしている以上、初志貫徹じゃ。仕方ない、この道路を歩こう。前回一度、歩いているから要領は分かるものの、長い道程じゃて。いったん川の近くまで下りて、再び上ります。軽トラに積んだ農機具をチェックしている女性とあいさつをかわして、後は黙々と上ります。
途中、「野外活動センター 牧場方面」という案内板がありました。確かによく見ると、斜面の方を向いています。そして、荒れ果てたヤブっぽい上り道らしきものも。この前は、よう分からんかったけど、よし!今度はここから上ってみよう。但し、涼しくなってからじゃ。あの通行止めになっていた谷道に出る可能性大。
そしてようやく、明見谷口へ到達したのは12時20分。そんなに時間はかからんじゃろぅから、「昼飯は山頂で」と思いつつ、上りはじめます。ところが、確か、この前下りたときも出口あたりが曖昧ルートでしたが、初夏のこの時期の草が生茂った廃田。さっぱり道が分からんようになっています。
まさに、右往左往しながら、とにかく上方にある森が明るくなっているところ。谷筋をめざします。難儀して、何とか山道にたどり着くことができました。そこからは、しばらく快調に進みますが、ところがやがて、植林の段で再び道を見失ってしまいます。踏み跡のようなものをたどり、少し下ります。何かおかしいと思いつつも、左の谷へ。
ますます、わけが分からんことに。それでも、牛頭山一山。地形図をチェックしてみると、稜線に乗り上げれば何とかなろう。まず、尾根に乗り上げて、高みをめざします。道はありませんが、歩くことができます。しかし、だんだん急勾配に。それを乗りきったところで、何とか期待していた稜線に合流することができました。
つづき: 牛頭山 反時計回り ④
« 牛頭山 反時計回り ② | トップページ | 牛頭山 反時計回り ④ »
「可部」カテゴリの記事
- 森山~水越山縦走 ④(2022.04.06)
- 森山~水越山縦走 ③(2022.04.05)
- 森山~水越山縦走 ②(2022.04.04)
- 森山~水越山縦走 ①(2022.04.03)
- 水越山・北山縦走するも森山に至らず ④(2022.03.13)
コメント