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2016年6月 8日 (水)

鎌倉寺山 有留~有留 ③

 次のピークへ向けて道のようなものも見えますが、確かこのあたりから斜面をトラバImgp7312ースするはず。左を見ると、控えめなテープ発見。これか。いきなり倒木がありますが、何とか道は続いています。それにしても道幅が狭いこと。しかもさらに続く倒木。やがてそのうち、この道のようなものも、判然としなくなってしまいます。

 しかし、何とか踏み跡らしきものを探りながら進みます。すると突然、再びテープ発見。やっぱり、これで良かったんじゃ。踏み跡をたどって、少し下りていくと、道らしきもの。ところが、安心したもの束の間、再びテープも道も見当たらないことに。踏み跡らしきものは、谷へと下りていました。

 このあたりから、滝こそないものの、金明山の谷に劣らぬ難ルートに。上に行っImgp7315たり下に行ったり、とにかく踏み跡らしきものを信じてたどります。途中、道のようなものにたどり着くも、いつの間にか消えてしまうことも何度か。難儀を繰り返しながらも、やがてまともな崩れ林道にたどり着くことができました。

 ところが、崩れ落ちている沢越え橋が数箇所。流れにある岩を踏んだり、朽木が崩れる前に渡ったり、中には跳び越えねばならないところも。「この様子なら、このさきは大丈夫だろう」と安心することができません。とは言っても、道がかなり安定してきました。右に美しい林が。時刻は12時07分。よし、ここで昼飯にしよう。

 倒木に座って、ゆっくりオムスビを食べることに。気温20.5℃、湿度40%。風も穏やかでImgp7317、まとわりつくムシもおらず心地よし。「右横に見えるのは、416ピークだろうか」などと、思いながら出発。神乃倉山をめざします。その先、いよいよ道がしっかりしてきて、ついに舗装道路に出てきました。

 東(右)側に池があるはず。下りていくと白い屋根が見えてきました。貯水施設にでもなっているのか、そんなこと思っていると、どこかで見たことがある、似たような白い建物。貯水場にしては小さいような。ところがよく見ると、そこには、鎌倉寺山キャンプ場という趣旨の書かれた看板が掲げられていました。

 何じゃ、こりゃ・・・。結局グルッと回って、谷ルートを下りてきてしまったようです。登山口は、チェックする気もせず。ときどきコンパスでチェックしていたのに。そう言えば、谷に下りてからは、神乃倉山ルートのツボにはまったと思い込んで、方向の確認は一切しませんでした。それに、そのときは谷から脱出することに夢中。

 帰路の交差点から神乃倉山へ向えないこともありませんが、今日はもうエエ。大回りして上ってもあまり意味がない。早めに帰ろう。この時間帯のダイヤはチェックしていませんでしたが、踏み切りを渡っていると、志和口駅には待機している列車。走らずとも、何とか間に合いました。次回は、神乃倉山からリベンジするぞ。

:(了)

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