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2016年6月12日 (日)

神ノ倉山から鎌倉寺山をめざす ④

 向こう側の山麓に、学校の校庭らしきものが見えます。あれは確か、白木中学校のはず。そして、左側を眺めると、鎌倉寺連山。すっかり右に逸れてしまったか。あの三叉路分岐で、ルートに乗り間違えたのかもしれない。それで、562ピークから367ピークあたりへ来てしまったのかも。 当分、分けわからん状態に。

 どうも、この岩場の先には、下れそうな道はなさそうです。地形図をチェックしてみる、とは言っても、自分がいると妄想している地点からのことですが、少し戻ったところに下りルートがあったような。そこへ戻ってみます。いや、どうも違う。もう少し上り返してみると、乗越しのような鞍部の左側に道のようなもの。

 これを下りてみよう。途中、倒木などに妨げられますが、何とか歩くことができます。かなり下ったあたり、雨裂のようなものに水が流れ出します。それも相当な勢い。でも、少し左に逸れると、道のようなものがあったので、安心してそれをたどって行きます。ところが、やがて激しい水流の音が聞こえてきました。

 尾根の先は、どうも急勾配。とても、下りれそうにはありません。そこで、短い谷を戻って尾根の左側に行ってみます。沢を渡ってさらに進むと、再び激しい水流。ここも下へは進めそうにない。この時点では、自分が谷道の北側(下りに向かって右側)にいると信じているため、あの谷川を渡らなければならない。そう思い込んでいました。

 それにしても、困ったもの、どうしたものか。急流に囲まれて、このまま向こう岸に行けずか。そんな危機感を抱きながらも、どこかに突破口がないものだろうかと歩いていくと、広い尾根に出てきました。とりあえず、そこを下りてみます。「道のようなもの」さえありませんが、何とか歩けそうな空間をたどります。

 すると、かなり勾配がゆるくなってきました。そのまま下りて行ったところで、前方に広い道のようなもの。若干の段差を下りてみます。その「道」に対して左から入ったことに。しばらく歩くと、何やら見たことのある川渡り。なんじゃ、これは。前回歩いた鎌倉寺山北側の谷道じゃないか。助かった。すぐに、崩落跡を過ぎて巻き道に。

 そして、まもなく舗装道路から、例のキャンプ場に出てきました。そこからは、志和口駅へのルーティン・ルート。それにしても、この道に出てきたとなると、例の鞍部は、いつのまにか、その下を通過。鎌倉寺からの稜線で繋がる619ピークの手前あたりから、北へ伸びている尾根へと下りたようです。

 大きな倒木や崩落の連続で、どこに道があるのかはっきりしない斜面トラバース。難儀な思いをしながら、何とか歩けそうなところを探して上や下に移動しているうちに、結局、高さを違えて、とんでもないことになってしまいました。現在位置が分からなくなると、地図やコンパスはあてになりません。嗚呼、このコースは、当分歩きたくない気分。

:(了)

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