広島南アルプスロングコース逆縦走 ③
稜線を歩いて、まもなく東峰にさしかからんとするとき、思っていたとおり、先ほどの足速ハイカーが戻ってきました。その健脚を讃えます。そして、若干の山ダンギに。どこまで歩くのか聞かれたので、武田山までと回答。すると、1月に縦走路を往復したことがあるとのこと。何と、ヘッドランプを使って15時間。
「すごいですね」、「走ったらもっと短時間で行けるらしいけど、とてもムリ」と言うと、その足速ハイカー、「以前は、ランニングもしていた」とのこと。道理で、素早く歩けるのはそのためか。週2回、極楽寺やこの鈴ヶ峰を中心に山歩きをしているらしい。どうもリタイヤ組のようです。少し年上か。
ああなると、山歩きもまさしくトレーニングそのものになるのぅ。そんなことを考えながら、東峰に到着。今日は黄砂でしょうか。島々に霞がかかっています。山側のゆるルートを下りて、鬼ヶ城山へと向かいます。気が向いたので、真ん中の短い上り道。鬼ヶ城山山頂からの方が、窓ヶ山がよく見えます。
草沼道に下りて、捻れ階段はキッチリ210段。適当で良いのに、思わず厳密に数えてしまいます。315ピークから柚木城山で、ひと息。鉄塔丘から見える造成地は、手前の山側で何か造っている様子。「アッシには関係のねぇことでござんす」が、その向こうの広大な敷地は、いまだ手付かずのまま。
さて、己斐峠へ向かう道、ツツジが美しい。大茶臼山へ向かう「パノラマ道」、不思議な「近道」表示板を今日はカメラに収めます。展望岩には11時48分到着。こりゃ早く出ただけのことはあるわぃ。ゆっくりと昼食。曇っていますが、ときおり、雲の合間から日差し。気温17.9℃、湿度51%と快適です。
奇妙な形をした新芽が印象的。これはたぶん、ウルシの仲間のはず。さて、後半に向けて出発です。丸山手前の丸岩が、ムーミンの家に見えるのは林の中からの一瞬のみ。やっぱり眺めにくい。今のところ、何もない山頂広場ですが、それを取り囲む有刺鉄線には、気持ちのザラつきを免れることができません。
はて、伴峠のあたりで、いよいよ雨がパラつきはじめました。でもまだ、降ったり止んだりの状態。これくらいなら大丈夫。しかも、歩くのは森の中。火山には13時47分到着。すこぶる早い。そろそろ脚も疲れてきたけど、もうひとふんばり。弓場跡ルート急坂を上りきりますが、ここはまだ。山頂までいくつかの急登。
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