広島南アルプスロングコース逆縦走 ④
それを乗りきって、武田山へ着いたのは14時42分。2月に歩いたときと同じように、落ち葉が払われていて、いくぶん歩きやすい急坂を下っていきます。そして、いまだ山名論争に決着の着かないガガラ山へ。ここから、いつものように、武田山を振り返って、ひと息つきます。春山の風景を堪能。
さてと、山頂の岩場から下りむとすると、急に雨脚が強くなってきました。もはや、カッパなしでは歩くことができないほど。やむなく、リュックから引っ張り出し、シワを伸ばして着込みます。これから岩の突き出した道が続きますが、できるだけ、その上に足を乗せないよう注意しながら下りていきます。
ようやく、下山口の左折れに、さしかかります。しかし、雨にもかかわらず、気が向いてしまったので、この尾根をまっすぐ進んでみることに。果たしてルートがあるのだろうか。いつでも引き返す覚悟をキープしながら。どうも、墓地が点々とあります。これならおそらく、下り道があるに違いない。
しかし、尾根の先までは行く気にはならず、中途半端ですが左へ下りることにしました。すると、幅の広い傾斜のある摸木階段を経て下り立ったのは、山へ近づく道路のカーブ地点。ここは、いつも通過する場所。時間的には、そんなにロスはないはずです。そのうちいつか、尾根の先まで探ってみたいもの。
さて、そこから安東駅までは順調に進んで、15時52分到着。ところが、駅のエレベーター前で、カッパを脱いで収納したり何やらで結構手間取ってしまいます。ホームに上がると大雨に。少し待ったアストラムラインからJR大町駅。ところが、次の広島行きが何と16時30分発。これでは、せっかくの早出が、かなりの帳消し。
ここで悲嘆に暮れても仕方ない。完歩祝いをして、データの書き出しをはじめます。しかし、何たること、横川駅で乗り換えた山陽本線下りの列車はほぼ満員。すし詰めの一歩手前で、無理やり乗り込んだ身体を回すこともできず。まぁ、ひと駅と辛抱します。もちろん西広島駅では、後ろ向きに列車を降りました。
:(了)
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