牛頭山 貯水槽~明見谷 ②
旧道にある下烏帽子バス停で下車。道幅が狭いのでベンチもないと思いつつ、青少年野外活動センターをめざします。国道261号線を越えて、林道へ入ると、結構な勾配。地図のマークは右にありますが、実際は道路の左側にある変電所を過ぎて、しばらくすると、右へ下りる坂を過ぎ、そして次に、左への上り坂。
予定どおり、こちらを進みます。落ち葉が溜まっていますが、ちゃんとした林道。これも地図とは反対の左側にある、「産宮」という神社を過ぎると、民家が点在する坂道に出てきました。農作業をしていた女性にあいさつ。そこから、短い階段を上ると、先ほど分かれた道路に合流しました。
そして、電波塔を過ぎたあたりに、次の分岐が。古い林道のようです。クルマが通りそうにないので、こちらを歩いてみることに。ところが、その判断が大間違いでした。溜まった落ち葉だけでは済まず。だんだん、ヤブっぽくなってきました。それでもはじめのうちは、「まぁ、イバラ類がないだけましか」などと楽観。
しかし、合流点が近くなったあたりは、大ヤブ。そして、トゲのある植物も出てきました。失敗したのぅと思いつつも、それでも道らしきものが、幅広に続いているので、いまさらあきらめることなどは毛頭考えず、歩きぬきます。「帰りには、この道は通らんで」との思いを固めながら、何とか、道路に下り立ちます。
しばらく歩いていくと、「こども村農園・牧場入口」のアーチ。さて、ここを上ったら良いんかな?。牛頭山への案内表示はまったくありません。たまたま、道路の反対側で看板の塗装作業をしていた人に、聞いてみます。しかし、どうも自信なさそうに、「上の方に行ったら、たぶん登山口の案内があるはず」との応え。
いったん上りかけますが、さっきの反応の曖昧さに、もうひとつ先にある道じゃったのかもしれないと、戻りかけます。しかし、もう一度地形をチェックしてみると、道路の下手東側に池。そして、上手西には、左側に川のある谷道。これで間違いないはず。右側の尾根にある野外センターの建物は、森に囲まれていて確認できません。
まぁ、進んでみよう。すると、右側の尾根から道路が下りていました。これなら、間違いなさそう、そのまま上っていきます。林道を上っていると、前から小さなこども数人と、女性が下りてきました。散歩かな。すると、先頭にいた幼い女の子からあいさつの声。それに返すと、近づいてきました。
そして、「何がリンリン言うとるん?」と尋ねてきました。なるほど、里中では音をあまり大きくすまいと、ポケットに入れていた熊スズの音を聞きつけたらしい。ポケットから出して、「これよ」と鳴らして見せると、納得した様子。それにしても、さすがに、幼いこどもは敏感です。さらに歩き進むと、ようやく牛頭山の表示が。
つづき: 牛頭山 貯水槽~明見谷 ③
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