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2016年5月 3日 (火)

古鷹山~クマン岳 ②

 先ほどの男性ハイカー3人は、最前列に座って、あれこれ話をしています。それに、別の年輩の乗客が、とめどないことをタラタラ話しかけている様子。聞くとはなしに、聞こえてくる話では、やっぱり山を歩くらしい。但し、どこを進むのかということは、はっきりしません。まぁ、同じルートでも、いっこうに構いませんが。

 フェリーが桟橋に近づいたころ、古鷹山方面を眺めると、古鷹山を頂点にして左右に屹立した山が望めます。これか!。タカが翼を広げた形が山名の由来とのこと。これまで疑問に思っていましたが、それはこのことをいうのかもしれません。ところが、船が着岸してしまうと、それが見えなくなってしまいました。

 さて、桟橋から上がると、3人組ハイカーは、すぐに右へ折れたような気配。いったい、どこを歩くんじゃろ。まぁ、良かバイ。あっしにゃぁ、かかわりのねぇことでござんす。こちらは東へ向かい、川沿いの道に出て、ひたすら南の上流へ向かうのみ。やがて、古鷹山登山道の石標に到達しました。

 さて、この分岐を右に行くはずだったが、間違いなかろうと思いつつも、それでも石橋をたたくように、地形図をチェックしながら谷道をたどります。やがて、勾配が若干大きくなってきました。廃屋の手前で、林道が終了。そこからは山道です。また、しばらく谷。そして、尾根を西へトラバースしつつ、林道に乗り上げました。

 「さて、対側は」と探すまでもなく、すぐ目の前に、手すりの着いた摸木階段。上って行ったところ、水平道に乗り上げました。但し、引き続き山道。さて、右か左か。表示板がぶら下がっていますが、意味不明。さてと、こんなときは、コンパスチェック。古鷹山の東尾根をのぼることになっているから、左へ進んでみよう。

 すると、谷を越えてさらに東(左)へ進む摸木階段。先ほどの分岐の正面に古鷹山があったとしたら、ちょっと違うような。そう思いながら振り返ると、すぐ後、斜め左に摸木階段があるではありませんか。ここにあったかと、上っていくと、違う。この道、斜面を西側へ向けて回りはじめました。

 傷が大きくならないうちに、すぐ戻ってみます。結構歩いたような気がしていましたが、3分ほど。ロスタイムに計上せず。そして、先ほどの谷越えの摸木階段を上ることにします。水が流れていてやや歩きにくいのですが、たいしたことはありません。さらに、段差のある摸木階段、延々続きます。

 できるだけ、一段一歩で上るよう心がけます。息切れしますが、日頃のショート・ランニングで鍛えた心肺機能を、ここで発揮。やがて、切串方面下山道の表示のある分岐に到達。ここから、クサリ場が続きます。不要なクサリは使わないようにしてよじ登り、ようやく、古鷹山山頂(394m)に到着です。11時50分。

つづき:古鷹山~クマン岳 ③

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