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2016年5月11日 (水)

鎌倉寺山 牛若~有留 ③

 黙って立っているので、ちょっとびっくりしますが、慌ててあいさつを交わします。今日出会ったのは、このハイカーのみ。このルートを往復していると言うので、「この先、前を向いて下りることができるのか」と聞いてみます。以外にも、「大丈夫」との答え。相棒の「さすがプロ」という根拠のない賞賛を聞き流して、先へ。

 537ピークだと思っていたピークには表示がないので、これかもしれんという推測のみ。さぁ、鎌倉寺山をめざして上ります。全体的に岩山。待ち望んだ鞍部分岐を過ぎてからも、結構な岩場登りがあります。それでも、ようやくたどり着いた鎌倉寺山山頂。いったい、ここに鎌倉寺があったのかどうか、いつも不思議に思います。

 長居せず、すぐに折り返して下山。さきほどの鞍部から、少しばかり西へトラバースしますが、そこからは急坂。落ち葉がたまっているので、相棒の底のすり減った靴では難儀。それでも谷道に入ると、若干ユル坂に。しかし、折り返しには、何度か急勾配。そして、やがて谷底に下り立ちます。

 今度待ち受けていたのは、水の流れる道。すでに歩いたことがあるので、想定して、相棒にも忠告していましたが、それにしてもすぐそばに、谷川があるのに、何でこっちに水が流れているのか、不・思・議。「靴が濡れる」と相棒が訴えるので、側道のようになっている、林の中を進みます。

 しかし、あまり離れすぎると迷ってしまうから、適時、水の流れる山道に戻ります。そして、極力、足を水に突っ込まないよう注意。やがて、そのうち水がなくなってきたところで、林道に合流。「鎌倉寺山登山口」の表示板がありました。ここからは、歩きやすいユル坂。やがて、老人ホームの下を抜けて、歩道のある県道に。

 帰り道でも、風を切って大型車両が続いて通り過ぎます。それに不快感を持ちながらも、日ごろは、一日中ひとことも、ふれあうこともない相棒と、いろいろと話し合います。自らの昔のたわいない「しくじり」話。そんなことでも、心の片隅にでも、残っていてくれれば幸い。わしも、ジジイなったかのぅ。

 たどり着いた志和口駅で、完歩祝いをして、次の列車を待っていると、ネコ駅長。相棒は関心なし。待合室は風が吹き込んで寒いので、ホームのベンチで待つことにします。すると、駅長がヘビを咥えて戻ってきました。但し、ただそれだけのこと。それを食べるでもなし。やっぱりネコには駅長はムリじゃ、と相棒と共感。

 帰りの列車で、山歩きデータの書き出しをしますが、だんだん眠くなってきました。相棒はすでに入眠。白木山駅から乗ってきた、夫婦ハイカーもそろって居眠りしています。もうそろそろ、そんな季節か。外はまだ肌寒いけど。こちらもしばらく、その勢いに任せて、少しの間、居眠りすることに。

:(了)

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