牛頭山 貯水槽~明見谷 ④
そこには、やっぱり展望の開けた広場。広島で最高峰の山城があったそうですが、この上り下りはたいへんじゃったろうに。あの岩場は、馬でも上れんで。ここで、昼食休憩。気温17.5℃、湿度53%、薄い日差しもあって快適。食後、山頂広場をグルっと回わり、360度見渡して、西方面への下り道を探します。
その方向に、道らしきものを発見。何らかの根拠に基づいて、ルートを引いたはずですが、自分で地形図の尾根や谷の筋をたどった実線は何となく不安。しかし、はじめこそ若干ヤブっぽかったのですが、ちゃんとした山道が続いていました。テーピングも。但し、ときおり落ち葉で滑りそうなキツイ急坂。
そばにある、立木や岩を掴みながら下りていくと、やがて鞍部に。正面のコブへと続く上り坂には、摸木階段が続いています。そして、右側には下山道を示すリボン。何か早かったような気分。果たして、このまま右に下りても良いのか。地形図とコンパスでチェックしてみます。やっぱり、ここに違いない。
ヤブっぽくなって、若干分かりにくいところもありますが、何とか道は続いています。途中には水田跡か、古い石垣のあるところも。やがて、干上がったままの棚田を経て、林道に下り立ちました。そこには、「牛頭山登山口 明見谷コース」の表示。さて、ここから先が、今回の牛頭山歩き最大の問題に。
ネット地図を見て、いくつかある林道、多少湾曲していても、グネグネしていても、その南端を歩けば何とかなると思い込みます。しかも、歩いている途中の林道に、「野外活動センター ・放牧場」の矢印看板があったのでなおさら。それを信じて疑うことなし。方角のチェックもせず、そのまま道なりに下りていきます。
やがて、川沿いの道路が前方に見えてきました。しかし、何となく違う。南北に走っているはずの道路が東西に。しばし、たたずんで、地図をチェックしてみます。どうも、おかしい。そう思いつつ、左に進んで、川沿いの道路に合流。バス停がありました。「野外活動センター口」という、待合室のある停留所。
バスセンター行の出発時刻が記されていますが、このバス停には、上り下りの両方の時刻表が置かれています。それにしても、この道、どっちが広島方面なのか、いまのところ、さっぱり見当がつきません。ここで、25000万分の1地形図を引っ張り出してみます。すると、まったく違う北側に下りてしまったことが判明。
やっぱり、ネット地図より分かりやすいようです。それにしても、このまま、バスセンター行の便を待つか。いや、ここは「活動センター入口」だから、この西側から続いている道が野外活動センターに通じているに違いない。そう確信して、上っていきます。しかし、弱り目に祟り目。パラパラと雨が降ってきました。
つづき: 牛頭山 貯水槽~明見谷 ⑤
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