広島南アルプスロングコース逆縦走 ②
そこから最後尾を探すと、何と、駅高架の階段下まで続いています。「ベンチになど座らず、早々に並んでおけば良かった」と思いつつも、そこに並ぶことに。すぐそばに並んでいた、先ほどとは別の高校生に、「これが全員、乗れるんかね」と聞いてみますが、「さぁ、どうでしょ」と頼りない応え。
さらに、「並んでいる高校生は、(予定しているバスの行く先にある)美鈴が丘高校へ行くんかね」とたずねてみます。すると、意外なことに「五日市高校」とのこと。はてどこじゃったか。すぐには思い浮かばん。そこで、「どのバス停で下りるですか」と聞くと、「『高校前』のバス停」と言う。
おかしい。「これは、バス路線が違うのでは」という疑問を抱きはじめますが、まだピンときません。やがて、バスが到着。まず乗っていた客が降りてきますが、この時間帯、かなりの込みよう。やがて、空になったバスに、次の客が乗りこみ出します。どうも、この後部の高校生たちは、このバスには乗らんらしい。
急いで、動いている列の最後尾について、何とかバスに乗りこみます。それでも、何とか空いていた席に座ることができました。そして、今度は次の不安。バスに、中地を通るのと通らないのとがあったような記憶。このバスは大丈夫かいな。「ダメなら、いちばん近いところで降りるしかなかろうて」と思いつつ。
それでも、何とか幸いなことに中地を経て、八幡東小バス停に止まったので、降りることにします。それにしても、五日市高校は、思い出してみると、確か観音台あたりにあったはず。それなら、まったくの方向違いですが、バス乗り場は同じところだったようです。ラッシュ時間の利用は初。
さて、若干の準備をして、登山口へ。九十九折れを過ぎて、尾根道に入ると、コバノミツバツツジが咲いています。こりゃ、縦走路は花街道かも。そんな予感を抱きながら、西峰をめざしていると、右下の中地上ルートから合流点に向けて、同年輩らしく見える男性ハイカーが上ってきました。
やがて乗り上げて、背後に。しばらく歩いてみましたが、どうもそのハイカーの歩調が速いようなので、道を譲ることにします。すれ違いざまに観察すると、歩幅が広い。まもなく、数十メートル先へ行ってしまいます。こちらは、マイペースを堅持。それにしても、水筒ひとつもたない、軽装です。近くで折り返すのかも
やがて、ゴルフ場の見える小山にさしかかります。コバノミツバツツジの花盛り。ここは確か「サクラガオカ」と、以前出会った地元の散歩者から聞いたことがありますが、あたりを探してもサクラの木らしきものは見当らないので、不思議に思っていました。名づけるなら、「ツツジガオカ」の方が正解でしょ。
つづき: 広島南アルプスロングコース逆縦走 ③
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