白木連山 上三田~中島 ②
この調子じゃ、山道にも雪が残っとるかのぅ。住吉神社左の登山口から入ります。急坂なこともあって、若干の残雪にすべり気味。乗越しに乗り上げたところで、この様子だったら必要かもと、アイゼンとスパッツを装着。先週着けたばかりなので、素早くできました。しかし、それからしばらくは、残雪は少ない。
どうするか。まぁ、それでも胡谷山の急坂を上りきるまでは、アイゼンを着けたままで行って、それから考えることにしよう。そのうち、先行者がひとりいることに気づきます。雪の上に足跡がありました。はじめは、シャーベット状だった雪が、フカフカに変わってきました。すると、その足跡も新鮮な感じに。
胡谷山の急登は、アイゼンで助かります。そして、山頂付近には、残雪多し。こりゃ、着けたままで行くことにしよう。急坂の下り、滑り気味ではありますが、それでも違います。それにしても、先行者の足跡には、どうも爪あとが見当たりません。特殊な靴なのでしょうか。展望鉄塔にたどり着きました。
足跡は、鉄塔ピークを巻いています。やっぱり、アイゼンの機能はなかったのか。さらに、縦走路を進んでいくと、残雪のまばらなところも。アイゼン装着の必要性の是非に、若干の疑問を抱きますが、やがてそのうち、それを打ち消してしまうほどの積雪。すでにシャーベットは、完全に乗り越えています。
そろそろ昼飯どきと、ようやく、たどり着いた大槌山山頂には、誰かが座っていました。そして、足跡がそこで途絶えているではありませんか。これが先行者か。あいさつを交わして、足跡のお陰で歩きやすかったことに、感謝します。しかし、展望鉄塔では、北側へと迷ったらしい。しばし、ヤマ談義。
それにしても、この狭い場所でいっしょに昼食を取るのも何なので、こちらは、白木山山頂へと向かうことに。1時間くらいかなと言うと、もっとかかるとの先行者の返事。まぁ、いま12時04分だから、何とかなろう。それからは、雪まみれの急坂が何ヶ所か。果たして、これをアイゼンなしで歩けるのか。
そして、正面道へ合流する直前の急坂。これが堪えます。汗びっしょりになるほど。何とか乗りきって、山頂へのルートをたどります。右足のアイゼンがほつれてきましたが、構わず。白木山山頂にたどり着いたのは、13時45分。なるほど、大槌山から1時間半以上。ようやくここで、昼食休憩にします。
このコースで最高の、数少ない展望所。男性ハイカーがひとりいたので、あいさつを交わします。そして、雪のない展望鏡台の上に乗り上げて、昼食をとることにします。ひとりで占拠するのは申しわけないのですが、ここまで難儀してきたという気持ちが優先して、空いているそこに座らせてもらいます。
つづき: 白木連山 上三田~中島 ③
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