経小屋山 玖波~塩屋 ③
やがて、山頂に到着。山頂表示では596.6mとありますが、地形図では596.2m。この40cmの差は何じゃろ。まぁ、どうでもエエが。今日は昼飯は、少し下りた展望所でとることにしよう。山頂は、見晴らしの良いベンチがない。ところが、そこへ下りようとすると、広場駐車場に、止めたクルマから荷物を降ろしている家族。
首からカメラを提げています。写真を撮るために、クルマで林道を上がってきた「不届き者ら」か。ひょっとしたら、これから行こうとしている展望東屋へ来るかもしれんで。急げ。とは言っても、マイペースで下りて、展望所へたどり着きます。ここで、東屋の席を確保。ゆったりとオムスビを食べることに。
気温8.9℃、湿度41%なので、まずウインドブレーカーを着てから。正面に宮島を眺めながらの昼飯に。時刻も、12時18分とちょうど良い。しかし、その後も、カメラ家族は、やって来ませんでした。単なる危惧にすぎなかったようです。さて、帰途につくか。その前に、後ろを見ると、宮浜ルートへの表示板が。
なるほど、ここから行けるんか。それならいつか歩いてみたいもの。その表示板の下に、ムスビのビニルが落ちていました。いま自分が食べたものではないはずだが・・・。放っとくか、と思ったけど、拾ってみます。やっぱり泥がついていているので、いま落としたものではありませんでした。
しかし、ゴミ拾いのついでに、「毒を食らわば皿まで」と、すぐそばにあった紙片も一緒に、ビニル袋に入れて持ち帰ることにしました。さて、下山。しばし、摸木階段の後は、急坂。そして、トラロープのある大岩を経て、九十九折れに。そこから若干、ユル坂にはなりますが、長い下り道。
それから、コブをいくつか過ぎて、ようやく妹背の滝分岐。260ピークへ向かいます。ヤブが深くなってきました。すると、前方から今日はじめて出会うハイカー。あいさつを交わします。「これから上るんですか」と聞くと、「是」の答え。それに対して「どこから」と、問われたので、「玖波から」と応じます。
すると、「もうひとつ下の尾根を通るルートを造っているところ」との話。延々と海が展望できるルートになるらしい。この男性ハイカー、経小屋山のルート造りをしているボランティアなんじゃ。それなら、「途中で見える滝に、アクセスさせることはできないのですか」と、たずねてみます。しかし、どうもこれは、難ルートになるらしい。
話の終わりごろ、ベッドメイクの連絡電話が入ったので、少し早めに切り上げて、そのハイカーと別れます。そこからも、ヤブ道を歩き続けて、ようやく、やや急勾配の下り道に。そして、砂防ダムのある塩屋登山口に到着。墓苑に下りる手前で、ハイキングバージョンを解きます。
残っていたタマゴムシパンをかじりながら、完歩祝い。墓苑を下りて、幹線道に突き当たりましたが、はて、大野浦駅は右か左か。確か左のはずじゃが、いまひとつ不確信。すぐ近くの店で買い物をしていた女性にたずねてみると、左で正解。そのまま進んで、駅に到着したのは14時01分。列車を待つしばしの間、データの書き出し。
:(了)
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