窓ヶ山~向山 ②
五日市駅で降りて南口へ。バスを待っていると、定刻の9時前にバスが到着しました。しかし、乗り込むと、何か不都合でもあったのか、パスピーチェックを、3回もさせられます。はやり言葉で言うと、「面倒くせぇ!」そのもの。出発時には他に乗客なし。そのためか、パスピーチャージをしたあと、運転手が話しかけてきます。
何と、このバス。1時間遅れで到着しているとのこと。路面の凍結よりも、一般車両の渋滞が原因らしい。「山歩きですか」と聞かれたので、「『白川』から窓ヶ山・向山を経て、『こころ西風梅苑』へ歩く予定」とバス停名で答えますが、どうも行き先の方はルート外のためか、ピンと来ないらしい。
さらに、「雪の中、たいへんですね」との言には、それはすでに覚悟の上なので、適当に応えておきます。やがて、バスが進むにつれ、他の乗客が入ってきたので、お互い無口に。車窓からの風景を眺めます。乗っているとタイヤチェーンがガタガタ。これでは、いつものスピードは出まいて。
やがて、魚切バス停を過ぎると、道沿いの景色が一変。雪が残っています。そして、白川まで来ると、かなりの積雪。これは予想以上じゃ。バス停での降り際に、「平地とは雪の量が違うね」と声をかけると、「今日は晴れているから、まだ良い方。昨日は、スノー○○で真っ白。バスが前に進めなかったんですよ」とのこと。
再び他の乗客いなくなっていたこともあったのでしょう、運転手から「気をつけてください」と、心温まる激励を受けてバスを降ります。林道の入り口まで、すでに雪道を歩くことになりますが、これが、もはや、ここでアイゼンが必要かと思わせるほど滑りやすい。何とか辛抱して、たどり着きます。
林道入口で、スパッツとアイゼンを着けますが、久しぶり。どちらが前か後ろか、しばし迷います。周りは雪で腰を下ろすところもありません。10分あまり前傾姿勢を続けていると、腰が痛くなってきました。それでも、うまく装着できたようで、それからは、若干右足アイゼンの紐がほどけそうになることがあったものの、問題なし。
じゃが、山道入口までの林道が長い。轍を踏んで歩きますが、結構深い雪。「ここをクルマが通ったんじゃのぅ」と思いつつ歩いていくと、軽トラが止まっていました。さらに、その先には重機。沿線の樹木の雪を落としているようです。こちらが通り過ぎるまで、作業を止めて、待っていてくれした。会釈で返します。
さらに進んで、ようやく山道入口。看板でようやく分かる状態。雪の重みで木が垂れ下がり、道を覆っています。こりゃ、難儀しそうじゃ。先が思いやられますが、引き返す気は毛頭ありません。上りはじめの摸木階段、雪に覆われていて、こちらの歩幅の感覚とうまく合わすことができませんが、何とか乗りきります。
つづき: 窓ヶ山~向山 ③
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