広島南アルプスロングコース逆縦走 ②
西広島駅8時42分発の列車を待っていると、ベンチにハイキングスタイルの女性がひとり。「宮島ですか」と声をかけると、是との返事があったので、こちらは、鈴ヶ峰から縦走と伝えます。そして、何やら山ダンギになりましたが、その女が鼻持ちならない、負けず嫌いだというこが印象に残ります。
今回は四宮ルートから上るとか。宮島の山に詳しいようなので、岩船岳に行ったことがあるかとたずねてみると、「あれは通過点に過ぎない」とぬかしおった。確かに、宮島一週コースや海岸ルートから歩くときには、「通過点」になるが、それで済ますことのできないキツイ山。それを鼻高々に「通過点」とは。
さらに、こちらの縦走の起点・終点にまで、あれこれ指図がましく言う厚かましさ。気分の悪い奴め。友達と待ち合わせていたらしく、到着した列車に乗り分かれます。まぁ、もう二度と会うことはなかろう。顔も覚えていません。とは言っても通りすがりの人、それほど憎悪しているわけではありません。
さて、五日市駅北乗り場からバスに乗って、八幡東小バス停に下り立ちます。幸いなことに、左下腿は正常に機能、痛みもありません。大丈夫でしょ。黙々と鈴ヶ峰西峰へ向けて上ります。今日はタイムを気にしないよう、心がけます。安東駅からの便は頻繁にあるので、多少遅くなろうが、何とかなる。
山頂近くで女性ハイカー4人とすれ違い、西峰に着いたのは10時08分。ここには、先ほどのハイカーとは別に、女性ハイカーがひとり。あいさつして、東峰へと先行します。10時23分に到着。遠景は、少し霞んではいるものの、よく見えます。東側の急斜面を下りて、「切り通し」鞍部に到達。
美鈴が丘からの上り道も、さほど細いとは言えん。どうでも良いようなものだけど、何かこれを調べる手段があったらなぁ。この大団地ができる前にあったかもしれない、人々の生活の断片が分かたら、面白かろうに。しかし、もはや昔の話。記憶も薄れ、こんな小さな山道のことなど、誰も覚えていないでしょう。
さて、鬼のさんぽ道分岐、今回は中道を上ります。少し歩きやすくなっているような感じがしますが、すぐに抉れ道に合流。その先にある「さんぽ道」合流点をチェックして、やがて八畳岩に。岩上からは、数人のハイカーの声。あいさつしようにも、向こうの姿が見えないので、そのまま通過。
鬼ヶ城山ピークに着いたのは10時59分。ひと息つきます。ここで、タマゴムシパンを半分。パノラマルートを下りて、さんぽ道の東端に合流。おや、そこから西へ向けては、あの無規則なデコボコ道が均されているではありませんか。あれだからこそ、いかにも「鬼」のさんぽ道の名前がふさわしかったのに。
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