弥山~奥の院~岩船岳縦走 ②
西広島駅発8時07分の下り列車に乗ります。しかし、宮島桟橋に着いたのは、8時53分。何と、9時近い時刻に出発するはめに。久々に歩く町家通り。行灯の絵柄が変わっていました。人生訓のような文章とポンチ絵。少しばかり、気がせいているので、文字の多いものは読みきれません。
町家通りが終わったところにあるトンネルを抜けたあたりで、下りてきた年配ハイカーに出会います。「( 弥山に)上ってきたのですか」とたずねると、「そう」という言葉少ない応え。早いのぅ。それからも、老若2人ほど、下山するハイカーとすれ違いました。トレーニングか、もしくは、 弥山信仰でしょうか。
ピークは巻くことにしているので、当初から四宮ルートは通らず、もみじ谷ルートを上ります。こちらが近道かもと、岩惣の手前、橋を渡る手前を左に。すぐに行き止り。何度も通っているのに、勘違いしたかと思いながら、引き換えしていると、前方から男女のウォーカーがやってきました。
「ロープウェイ乗り場は、こちらを上ったところですか」との質問。そこで、「この先は、行き止まり」。「橋を越えたところからのようです」と答えておきます。先に進んで、橋を越えたところに、果たして「ロープウェイ」の案内表示。「これこれ」と後ろを振り返り、声をかけて、先に進みます。
稜線に乗り上げてから、彼らに会うかもしれんで、と思いつつ上ります。ときおり、急坂がありますが、基本的に歩きやすい公認ルート。もみじ谷口から稜線乗り上げまで、36分。ロープウェイの終点、獅子岩駅から山頂へ向かうルートの3分の2ほどですが、急坂もあり、そして、展望の開けているところも。
やがて、山頂下広場へ乗り上げます。今回は予定どおり山頂はパス。直ちに、仁王門へ向けて下りていきます。途中の岩場から、屹立する502ピークが見えます。仁王像を振り返って、奥の院へ向かいます。段差のある摸木階段。そして、多々良林道の初っ端に入りかかったところに、「廿日市市」の軽トラが一台。
やり過ごして行くと、分岐に石柱。「左はおくのいん」と書かれているのが分かりましたが、右側は読みにくい。後から写真をチェックすると、「右も上りミち」と書いてありました。「確か、こっちじゃったはず」と、奥の院へ向けて、左へと進みます。ヤブっぽいけど、歩いているうちに、思い出しました。
確信を深めつつ、進みます。そして、谷に出て少し下って行くと、見えてきたのは、奥の院の建物。かなり朽ちている様子。あまり使われていないのでしょうか。さてと、そのまま谷の奥へと向かいます。開けている登山口から、山道のようなものをたどります。はじめはユル坂ですが、だんだん勾配が大きくなってきました。
つづき: 弥山~奥の院~岩船岳縦走 ③
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