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2016年3月20日 (日)

木ノ宗山 隠地神社~氏原 ②

 車窓からの風景を眺めながら、いつものセブンイレブン・オムスビを食べます。快いとは言い難い電車の臭いが、ちょっとしますが、それでも、ボックス席なので我慢。眺望のない駅のホームやそこらで、寒風にさらされて食べるより、まだ良かバイ。下深川駅で、長い8分待ち。そして、中深川駅へ。

 駅から隠地神社へのアクセスは、事前に下調べしておいたので、迷うことなく進みます。とは言っても、その場になって、ひとつ西側の道から行ってみようと思い立ちます。しかし、その方が自然の成り行きにかなっていたようで、気づいたらいつのまにか、その分岐に入っていました。

 そのことを心して進みます。やがて、前方に隠地神社の鳥居が見えてきました。左に折れると、まもなく到着。急な石段をカウントしながら上っていると、確か20段あたりまで数えたところで、下の方から、「これから上るんですか」という女性の声。振り向いてうなずくと、「前に、下りかけたけど、怖かったので止めたことがあります」との話。

 それに対して、「胸くらいのシダヤブがあったり、歩きにくいところもあって難儀したけど、大丈夫。この前下りましたよ」と、返します。すると、「そうですか。それなら、今度また挑戦してみます」との返事。「気をつけて」の声に送られて、カウントを再開しますが、それまでの段数を忘れてしまいました。

 そこから数え直して、114段あったから、通算したら130~140段ぐらいじゃろ。それにしても、「怖かった」と、さっきの女性が言うのは、神社までの石段か、それとも、木ノ宗山山頂までの道程か、「どっちじゃろ」。「はっきり、分からんのぅ」と、思いながら、隠地神社の横を通り過ぎて、急斜面を上っていきます。

 ヒザ下くらいのシダが繁っていますが、まだまだ。それにテーピングがあるので、ルートは鮮明です。歩いているうちに、そうそ、「恐ろしいところと言いたら、山頂近くに、危なげな岩場があったのぅ」と思い出しました。なるほど。あのことか。まぁ、下るときはちょっと怖いけど、上りなら大丈夫じゃろ。

 平面の地形図と違って、行く手には急コブが見えます。しかし、歩いてみるとそうでもない。ようやく、そのピークあたりに、胸丈のシダヤブ。思っていたより、かなり上っところじゃった。そこを過ぎたら、まともは尾根道か。しかし。尾根ルートをたどりつつも、時おりヤブ。途中、二ヶ城山が見える展望所も。

 やがて、覚えのない三点キープが必要な岩場。よじ登っていくと、掴んだ岩が崩れ落ちたり。「いったい、この前ここを下りたのだろうか」と、考えてしまう。ところが、そこを乗り上げてみると、右側に、九十九折れの巻き道。これか、この前は、ここを下りたに違いない。この岩道は、前を向いて下りることはできまいて。

つづき:木ノ宗山 隠地神社~氏原 ③

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