極楽寺山~窓竜湖 ③
この先、落ち着ける場所はなかったはず。気温11.0℃、湿度51%、おまけに日陰のため、ちょっと寒い。長居することもかなわず、出発します。道なりに北へ向かい、分岐を北東へ進みます。牛池分岐のある鞍部をまっすぐ歩き、やがて663らしきピークを下りていくと、東西分岐。ここは、左へと進みます。
すぐに牛池林道に出ますが、ここで若干の躊躇。その林道を北へ進み、ひと斜面抜けると、何とか持ち直します。そこからの道程、何となく長く感じます。一度林道に出てしまったからでしょうか。合流する予定の荒谷林道は、まだまだ先の話でした。「山の向こうは山」という気分で、コブ伝いに稜線を歩きます。
そして、ようやく山名表示のある617ピークに到着。ここで、何とか自分の現在位置を、確認することができました。そこから少しばかり、ユル稜線が続きますが、やがて、鉄塔尾根の近くを過ぎたあたりから、急勾配の下り坂になります。この前上ったときの覚えはありますが、それにしても、滑りやすそう。
難儀な急路も、やがて終わり、やや幅広の遊歩道に。それでも、沢を渡ったりしながら、「期待」の荒谷林道に出てきたのは、13時13分。帰りのバスは14時17分。これに間に合うか。しかしながら、先を急ごうにも、距離感がないので、例のごとくマイペースで進みます。やはり、林道はグネグネと長い。
それでも、何とか砂防ダムの下にある「おおすぎ橋」にたどり着きました。13時37分です。北側の岸に上って、魚切ルートの遊歩道を進みます。バス時刻が気にはかかりますが、まだ、先行きの見通しはつきません。この道、ガレは多いのですが、さほど勾配がないので、まぁ、歩きやすい。
突然、左斜面にバサバサと動く音。トリか、と思って目をやると、白い尻。シカか。まもなく、旧河内峠に。13時57分です。これなら、間に合うかもと、欲が出てきます。しかし、そこから下山口までは、まだまだありました。それでも、最後の九十九折れ道を、速足で下りて道路に出たのが、14時10分。
あと7分か。う~ん。先を見ると、橋までかなりの距離。「走れ!」。ここではじめて、身体に鞭打ちます。そして、何とか橋を渡りましたが、バス停は何処。行ったり来たりしながら、探します。それでも山勘で、河内下原バス停にたどり着くことに成功。バスが来たのは幸いなことに、それから5分後でした。
:(了)
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