大原山・三滝山小縦走 長束西~少年の家 ③
左の坂を上りますが、急勾配の直登。しかも、落ち葉が溜まっていて、滑りやすい。ひょっとしたら、ルートが違うのではという甘い予想に反して、例の送電鉄塔にたどり着きました。見覚えあるヤブ口を入って行きます。しかし、勾配は記憶よりややユルめ。しばらくすると、やがて山道らしくなります。
山本ルートとの合流点を過ぎて、コブを巻く道。さらに、二重鉄塔の下草ヤブを過ぎると、やん谷ルートとの合流点。分岐になるそっちの方が、あたかも稜線正道のように見えます。そして、若干の急坂をふたつ越えたところで、三滝山山頂に到着。14時12分です。先着ハイカーが男女2組ずつ4人。
宗固松近くのベンチに座っていた年輩ハイカーはあいさつを返してくれましたが、山頂表示板近くのやや若いハイカーは、脚もみに夢中で、ふたりともこちらの声かけをまったく無視。ひと息ついて、この前聞いた「三滝山入山料」のことを、たずねてみます。もちろん、会話が通じそうな年輩ハイカーズにです。
すると、三滝寺に箱が置かれていて、任意で入れることになっているとか。なるほど、そういうことか。水分補給をしながら、周囲を見渡していると、宮島東側の山頂に光っているところを発見。あまりに、不思議な光景。さっそく、話の通じそうにない若いハイカーズではなく、年輩ハイカーズに伝えます。
すると、 弥山の展望台か、そうでないかの論議に。結局、「獅子岩ロープウェイ駅じゃろう」ということになったのですが、この年輩男性ハイカーの反応は少し遅れ気味。こちらと話が噛み合わないこと甚だし。年齢のなす業か。「まぁええ、もう二度と会うことはあるまい」と思いつつ、ひとり下山にかかります。
若干の急勾配の岩場を経つつ、丸山ルート分岐も越えて、見晴らしの巻き道。こちらの方がややユルいか。Aルート合流点を過ぎて、少年の家ルートのある稜線のユル尾根へ。高峠山への上りも、覚えにあるおののくほどの急勾配でもなし。やがて、少年の家へ向けて東へ折れるユル坂。
ところが、反射板を過ぎると、覚悟はしていたものの急な摸木階段。それでもやがて、下山口に。「はて、炊事場ルートを歩かにゃならんのか」と思っていたところ、その掲示板がなくなています。「それなら」と、まっすぐ道なりに坂を下りてみることに。しかし、竜王公園側のフェンスは閉じられたまま。
尾根の末端には、これまで歩いたことのない山道。そこを下りてみます。しかし、結局、駐車場のある谷へ向かう道でした。そして、段差に。このまま下りれないこともないけど、まともな道のあることを進むことにします。谷を回って少年の家に続く橋に出てきました。あの段差はよく見ると、渡りロープのような遊具らしい。
少年自然の家を前を通って、坂を下ります。その先まともに休めそうなところもないので、墓苑の途中で完歩祝い。三滝寺駐車場の手前まで折り返して、駅へと向かいます。山頂で出会ったハイカーズには、再会することもありませんでした。やっぱり、こちらの方が、下山に時間がかかったに違いない。
:(了)
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