木ノ宗山 隠地神社~氏原 ③
その岩場がそうだったのかどうか、定かには覚えていませんが、いずれにしても、山頂近くには急坂がありました。それを越えて、しばらく上っていきます。やや山道が不明瞭になってきましたが、道のようなもの、踏み後らしきものをたどって行くと、山頂下のユル斜面にたどりつきました。
そこから、一気に急坂を蹴って、山頂に上りつきます。ここで、ひと息ついて、水分補給。展望を楽しみながらも、できれば15時40分上深川駅発の上り列車に乗りたいという気持ちがあり、あまりゆっくりできません。氏原ルート下山分岐のある鞍部まで、いったん上ったコブから、70mほど下りていきます。
しかし、今回は氏原ルートではなく、この前気になっていた。その少し手前にある「小河原 上深川愛林会」の矢印表示の方向へ下りてみることに。その先を見ると、斜面直降ルート。まぁ、それでも、いずれおそらく、氏原ハイキングルートのトラバース道あたりと、合流するに違いない。
その楽観的な予測に反して、延々と続く急降。ときどきあるテーピングをたどりますが、足元は急斜面。滑るので、細木を掴みながら、下りていきます。この直降ルートより、ハイキングルートのトラバースの方が早かったかもしれんで。ガレが多くなり、やや歩きやすくなりましたが、まだまだ。
かなり下りたところで、ようやく普通に歩ける勾配に。途中、導いてくれるのは、テープとともに、「愛林会」のコンクリート柱。そして、ずっと下りたところで、再び「小河原 上深川愛林会」の矢印。ふもと方向に向いています。そして、そこからまもなく、ユル道へ合流。これが氏原ハイキングルートに違いない。
そう思いつつ下りていくと、やっぱり、見覚えある道に。やがて、氏原登山口に到着しました。それにしても、この斜面降り。いったい、何じゃろ。まともなハイキングルートではありません。福王子山に、ときどきあったマニアルートに似たものでしょうか。再び、ここを上ってみるかどうかは、よくよく考えてからにしましょう。
さて、小河原川に沿って北上します。平地歩行ですが、しばらく左膝が痛い。ちょっと、膝周りの筋をポイントマッサージしみます。どうも、左下腿ヒラメ筋の前側内側に強い圧痛。あまり治ったような気はしませんでしたが、それでも、歩いているうちに、だんだん痛みを感じなくなりました。
東岸に渡り損ねて、西岸の歩道。クルマの排気ガスを吸いながら歩きます。そして、ようやく東岸へ渡り、駅への直進道路に出たのが15時20分ころ。これなら列車に間に合うじゃろ。上深川駅に着いたのが15時26分。余裕を持って、ハイキングスタイルと解きます。しかし、完歩祝いまではできず。
それは、幸いなボックス席の列車に乗ってからのことに。さても「南京玉簾」、今回で今年53日め。トータルで299日になります。300日まであと1日。1000日までと言うと、未だ3分の1にもなりませんが、それでも、あと1回で一区切りに。先はまだまだ長いけど、千里の道も一歩から。自分なりの大目標へ。
:(了)
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