休山 見晴~阿賀 ④
地図にもないという錯覚。ここでコンパスを活用すべきだったのですが、右(東)側の尾根を北上しなければという固定観念と、この分岐は東方向へ走っているという思い込みをくつがえすには至らず。林道に沿って進むと、道は下りに。そして、ヘアピンカーブ。「清水1丁目 中畑」という行先表示。
そして、いつの間にか、右側に尾根が盛り上がってきました。おかしい。この尾根に入る口があったのではと、早々に引き返してみます。そういえば、この前も、このあたりで道を間違えたのが、迷いの根源ではないだろうか。しかし、戻ると尾根は消えてしまい、入口らしきところも見当たりません。
ところが、探しさがして、結局たどり着いたのは、さっきのテーピング下山口。しかし、ようやくこれが北方向の進路に沿った尾根ルートの入口であることに気づきます。そこから下りて、起伏ある山道を、道なりに進むと、何度か林道とのタッチアンドゴーの繰り返し。送電鉄塔の316.5ピークも、何とかしのぎます。
しかし、最初に通ったとき感動した広方面が見渡せる岩場、これがなかったで。「ま、それはそれ、眺望を見逃しただけかもしれん」。そんなことを考えながら歩いていると、左(西)側の尾根にリボンが見えました。これこそ、未踏ルート。上ってみよう。おそらく、阿賀ルート下山口あたりに、下りることろがあるに違いない。
そう憶測して上ります。けっこう起伏のある山道。ときおりテーピングはありますが、いつまでたっても、林道に下りそうにない。しかも、進路が左(西)に向きだしました。目標にしていた階段のある電波塔の背後を過ぎても。こりゃいかん、引き返そう。途中何度か、林道に下りようと試みますが、高さ3m、70度くらいの則面。
しかも、直下は側溝のため、跳び降りるのも危険です。とうとう、はじめの入口まで引き返すはめに。タイムチェックしていませんでしたが、おそらく10分ほどのロスタイムに。できるだけ早い列車にと思っていたのに、これか。まぁ、仕方ないぜぉ。そして、もう一度、階段のある電波塔まで、林道を戻ります。
そして、慎重に探すのは、阿賀ルート下山口、「あった」。リボンが下がってはいるものの、あまり目立ちません。この前のように、尾根道探しなどに気が向いていると、見過ごすことになりかねない。一応、さっきの左尾根側の方もチェックしましたが、こちら方向への下り口は見当たりませんでした。
つづき:休山 見晴~阿賀 ⑤
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