高松山 桐原～可部東 ②

　ようやく三篠川橋を左折して、根谷川沿いに狭い道路を上流へ。橋を東に渡り、すでに工事は終了していたので、そのまま、まっすぐ登山口まで進みます。どこを修復したのか、痕跡がよく分かりません。登山口の手前に置かれている崩落墓石の背後に自転車を止め、高松山をくるっと北へ回りこみます。

　途中、前回完歩祝いに立ち寄った祠で、ゆっくりと昼食。そして、仮橋を西へ渡り、クルマがそばを通り過ぎる道路を上流へ。今度は小橋を、東へ渡って、さらに北へ。なぜか、なつかしい福留ハムの工場前を通り過ぎて、高松山を巻く道路に沿って東へ。さて、ここらあたりで、桐原登山口に至る道があるはず。

　ところが、分岐の南側にはガードマンが立っていて、入りづらい。そこで北側の道を歩いていきますが、どうも違うような。見渡してみると、ひとつ上に林道のようなルート。しかも、そこを自転車に乗った高校生が通っていきます。クソ、やっぱりあの道でエかったんじゃ。ちょっと引き返します。

　しかし、さっきの分岐までは戻らず、すぐ近くの「畦道」をたどって、林道に乗り上げることに成功。道なりに坂を上ります。しばらくすると、途中、山沿い道へ向かう分岐がありましたが、どうも住宅地の先は、行き止りの雰囲気。敬遠して、直進することにします。すると、再びガードマン。

　今度はさっきとは別の人。向こうから、あいさつをしてきたので、返します。しかし、この道、緩やかに東へ回って行きます。おかしい。これは、どうも違うで。そこから直ちに引き返します。ガードマンに会釈して、分岐があったところまで戻ります。そして、行き止りかもしれない山沿いの道を上っていくことに。

　しかし、道は先へと続いていました。これじゃ。さて、登山口は何処。地形図には、鳥居のマークがあるので、神社を探して歩きますが、それらしきものは見当たりません。そのかわり、目についたのは小さな祠。これか。そして、すぐその左側斜面に、テープ発見。山道のようなものがあるにはあるので、そこを上ってみることに。

　どうもこれまで歩いてきた林道は、高松山を東に巻いて可部東6丁目へと向かっているようです。祠からの道のようなものは、やがて曖昧に。何とかそれらしき空間をたどって、乗り上げたところには、送電鉄塔｡そこからの道は、尾根ではなく、鞍部へ下りていました。そして、谷にある砂防堰堤のようなところへ。

　果たして、これでエエんかいなと対岸に渡っていくと、テープ発見。そして、下流方向の木の幹にもテープ。「ひょっとしたら、こっちにまとも山道があったのかも」と思いつつも、斜面の上り方向へと、折り返します。すると、「高松山山頂へ」の小札発見。そして、斜面を駆け上がるシカ、２～３頭の白毛尻。

つづき：高松山　桐原～可部東　③