白木山 農園谷~椿谷 ③
引き続き、道なき斜面に残されている踏み跡のようなものをたどって行きます。わけが分からんでと思いながら進んでいたところ、ついに目的の(農園谷)ルート下山口を示す赤テープを発見。何とかたどり着くことができたようです。それにしても、何となくいつのまにか、たどり着いたような・・・。
太幹に巻かれたテープをめざしてきたのに、無かったで。見過ごしたのでしょうか。道もスッキリしていませんでしたが、気持ちも同じく。いや、考えてみると、はじめの谷の分岐を、右へ折れたのが正しい判断だったに違いありません。ホイジャケェ、尾根を跨ぐルートを示す太幹テープに出会わんかったんじゃ。
さて、縦走ルートに合流して、覚悟はできているものの、ここから白木山山頂までが長くて急な道程。ここを選んだ以上、甘んじて受け入れざるを得ません。正面道に合流して、最後の追い込み。山頂に乗り上げます。広場には2組3人のハイカー。今日は何故かしら、気分が乗っているので、それぞれにあいさつ。
北西側に座ります。オムスビの準備をしながら、近くに座っていたハイカーに、「ずっと向こう側(北西方向正面)に見える突き出した色の違う山は、どこの山でしょうかね」と聞いてみます。そのハイカー、輝きが異なっているその山の存在を判別することができませんでしたが、別の2人組みハイカーが応えてくれました。
「あれは、深入山でしょ」と。1000mを超えているため、色が違って見えるのではということです。それなら「高さなら、大峰山も」と応えると、「それは」と左側の緑色の山を指します。標高1000m説は、あまり根拠がなさそう。先に聞いたハイカーからは、いつも地図を持ってくるのを忘れるというつぶやき。
「遠くのあの山が入るとしたら、相当大きなものが必要でしょ」と言うと、何やら反論していましたが、よく聞こえませんでした。縮尺の大きな地図のことでしょうか。それからも、若干のヤマ談義。2人組みハイカーは先行しました。こちらも昼食を食べ終えたので、そろそろ出発することにします。
この前、バリエーションルートを下りたので、今日は計画どおり、椿谷ルートに。下山口は、稜線の肩部分にあるので、見当はついています。バリエーション口をチェックして、しばらく歩くと、そこに至りました。そして、下りながら、ひょっとしたら、バリエーションルートより歩きやすいかもなどと錯覚。
しかし、それはここまでの話。以前、この椿谷ルートを下りて、道なき急斜面から薄暗い沢を進んだことを思い起こします。そのときには、ヤマビルに取り付かれてしまいました。危うく血を吸われるところ。今日はそうならないよう、沢を歩かないようにしたいものです。さて、かなり下りたところに、分岐がありました。
つづき: 白木山 農園谷~椿谷 ④
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