阿武山西回り 毘沙門天~太田川口 ②
もちろん、心の中で密かにですが。そして、毘沙門天の入り口にも、喪服姿の男女数人。左側に、何やら焼香台のようなものが設置されています。東廻り遊歩道口をめざして上っていると、やはり喪服の男性が5~6人下りてきました。それを避けて、左に上がるかと道をチェックしましたが、思い直します。
今日は、権現山のピークハントはしないつもり。まっすぐ上ります。大きな曲がり角に、やはり喪服の女性が座っていたので、何となくあいさつ。その勢いで、「黒い服を着た人が集まっていますが、何かあるのですか」と聞いてみます。すると、「会社の物故者にたいする儀式」をするとのこと。
「なるほど、そうですか」と丁重に返して、東廻り遊歩道の入り口を探します。正面階段は封鎖されていました。豪雨被害を受けたようです。そして、右の登山口を見ると、何と「立入禁止」のテープが張られているではありませんか。ここは大丈夫と聞いていたのに・・・。どうすべや。ま、行けるところまで行ってみよう。
上っていくと、途中に分岐があって、左側にはブルーシートが掛けられたところ。崩落した斜面でしょうか。そして、その方向には「立入禁止」のダブルテープ。さすがにそこは回避して、右側へと進みます。しかし、まもなく先ほど分岐した道と合流。尾根に乗りあげて上っていくと、20mほど先に人影。
先行するハイカーが2人。追いつきそうなテンポですが、右踝に砂粒が当たるような鈍い痛み。靴の内側や靴下の中を指で擦ってみますが、あまり変わりません。そこで、一旦靴を脱いで、叩いてみます。改善したとはいえませんが、それ以上手の施しようがないので、歩きはじめることにします。
やれやれ、先行者に遅れをとってしまいました。これでは、なかなか追いつくことはできないと思っていると、前方に鉄塔。そして、そこに乗り上げたところで、ようやく先行ハイカーズに追いつくことができました。しかし、よく見ると、ここは権現山山頂。結局、意に反して、ここに来てしまったようです。
その先行者に、「林道に出る分岐が、見当たらなんだが」と訴えてみます。すると、岩の上に座っていたもうひとりの先着ハイカーが、「林道に出る道はないで」と返してきます。「それならそうかもしれん」と、この場での追究を切り上げて、しばし、権現山山頂からの風景を堪能して、先へ向かいます。
しかし、すぐ下の駐車場にある案内看板を見ると、東廻り遊歩道は、毘沙門天からの上りはじめにある駐車場から、林道に出ることができるようになっていました。ここで、分岐を見落としたに違いない。そうか。いつか近いうちに歩いてみよう。それに、考えてみると、前にそこを歩いたような覚えがあります。
つづき: 阿武山西回り 毘沙門天~太田川口 ③
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