鬼ヶ城山 中深川~上深川 ③
涼しい小滝のそばをよじ登ったりして進んでいくとやがて、その沢の先が行き詰まりに。「どうすべや」、あたりを見回してみます。すると、右にあった大岩の横に、「右上の道開通」の表示。こっちか。ここからは、テープがしっかり案内してくれます。しかし、やがて尾根に乗りあげて、急坂に。
途中、林の中を通るトラバース道もあるものの、暑くて汗だくに。しばらく、苦痛に耐えて上ると、奇妙な形をした大岩のそばを経て、岩に乗りあげました。13時05分。ここから798鉄塔と758鉄塔が見えます。そして、山道の先には鞍部。それにしても、いったい、どこに上りついたのでしょうか。
地形図を見ながら、鉄塔の方角で判断すると、どうも、よもや行くことはあるまいと思っていた天狗岩のようです。予想ルートからは、ちょっと南側に外れてしまいましたが、ここからなら、鬼ヶ城山も近いはず。ひとまず、ここで昼飯にしよう。気温26.2℃、湿度72%。かなり疲れがたまっているので、横になって少し長めに休憩します。
28分後の13時33分。気分を持ち直して、「帰途」につきます。岩コブから鞍部に下りて、上ったところに林道。おそらく、これが鬼ヶ城山を取り巻いているはず。山頂への上り口がないか、探してみます。案内表示は、すぐ正面にではなく、少し南へずれたところにありました。短い坂を上ると、その上にも林道。
おっと、ここは覚えがあります。ほんの少し歩くと、再び鬼ヶ城山への案内表示。そこから山頂まで、トラバース道を進みます。たどり着いた山頂(737m)は、やっぱり林の中。ひと息ついただけで長居せずに、下山にかかります。山頂コブの南斜面はかなり急坂のイメージがありましたが、そうでもない。
南側の電波塔で作業をしている人とあいさつを交わして、林道を越え、山道を下りていきます。ここも、思っていたほど急勾配ではなく、整備されていて歩きやすい。ヤブもないので、これなら二十畳岩あたりで、半パンに履き替えるか。登山口近くはどうだったか、一抹の不安がなきにしもあらず。
まぁ、大丈夫じゃろと楽観。そのときはそのとき。やがて、久々の二十畳岩に。ここまで、かなり下ったような気がしますが、まだまだ標高は高い。それにしても、ええ景色じゃのぅ。岩陰でズボンを着替えます。もちろん、ほかには誰もいません。この先も、整備された道。下草が道を囲むことはありませんでした。
つづく:鬼ヶ城山 中深川~上深川 ④
« 鬼ヶ城山 中深川~上深川 ② | トップページ | 鬼ヶ城山 中深川~上深川 ④ »
「三篠川流域」カテゴリの記事
- 白木山 椿谷・滝~正面コース ⑤(2023.06.02)
- 白木山 椿谷・滝~正面コース ④(2023.06.01)
- 白木山 椿谷・滝~正面コース ③(2023.05.31)
- 白木山 椿谷・滝~正面コース ②(2023.05.30)
- 白木山 椿谷・滝~正面コース ①(2023.05.29)
コメント