窓ヶ山 奥畑~白川 ②
大原駅で定席のないバスを降ります。ここでの乗り換えは、はじめて。てっきり、奥畑行バス停はロータリーのところ、と思い込んでいました。停まっていた大型バスの運転手にたずねてみると、先ほど下りた場所らしい。戻って、時刻表をチェックしてみると、確かに「奥畑行」の表示がありました。
しばし、待っていると、同じ会社のバスがやってきました。行先は、戸山となっていますが、ひょっとしたら、途中で寄るのかもしれないと思って、運転手に、奥畑へ行くか聞いてみます。すると、次のバスだとのこと。なるほど、発車時刻はそのとおり。さて、まもなく到着したバスに、乗り込まんとす。
ところが、パスピーをかざしても反応がありません。もう一度やってみましたが、ダメ。そこで運転手に、そのことを訴えてみると、「すみません」の返事とともに、運転席で何やら操作。今度は大丈夫でした。定席に座ります。それにしても、よく揺れるバス。途中から、岳山~大谷山~桜ヶ峠縦走の帰路で通った道に入ります。
それでも、さすがに地元のバス路線。住民の足らしく、大通りだけでなく、民家の集まっているところを、行き来するようになっています。幟城というところを過ぎて、県道に下りたところで終点の奥畑バス停。バスを降りて、西へ向かいます。道路のカーブをチェックして、現在位置を確認しながら歩きます。
しばらくすると、前方斜面を右上から左下へと大型車輛が移動しているのが見えました。あそこが、桜ヶ峠からの下り坂のようです。とすると、もうすぐ三叉路。そこを、左に折れます。昨日の雨で、川には水が勢いよく流れています。グネグネした道を上っていくと、やがて分岐。左のやや勾配の強い道へ進みます。
やがて、鬱蒼とした森の中。少し曇り気味になってきたようです。軽自動車の近くで、何やら作業している夫婦。あいさつを交わします。「これから山に上るんかね」の問いに、「はい」と答えると、「1時間ぐらいかかるで」とのこと。そうか1時間なら、すぐじゃと思いつつも、「ありがとう」と応じておきます。
まもなく、山道入り口にさしかかりました。ちょうど、林道がヘアピンカーブを描く手前。一応地図をチェックしてみます。ここで間違いなかろう。ちょっぴり大きくなった勾配の山道をたどっていくと、前方には砂防堰堤、そして、右(北東)への分岐。案内表示には、「北山道」。こちらを上っていきます。
勾配はさらにきつくなりますが、道は確かなもの。直登する模木階段から、九十九折れの斜面道を経て、若干トラバースします。潜らないと前に進めない倒木をやり過ごしたりして、再び急登。何度か前方に空が見えますが、それは肩部分。さほど難儀ではありませんが、それでもこの暑さ、汗がしたたり落ちます。
つづき:窓ヶ山 奥畑~白川 ③
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