水越山 竹坂峠~可部運動公園 ④
はじめはユル坂でしたが、やや急になり、そして鞍部。ここから、ほぼ直登で水越山稜線によじ登る難儀なルート。下りるのは大変でしょう。後から、地形図をチェックしてみると、一旦西に向かう巻き道があったようです。また、いずれそのうち、歩いてみたいもの。稜線に乗りあげると、これまでと打って変わったユル道。
そして、まもなく水越山山頂(525.7m)に到着。確かに展望はありませんが、心がリラックスします。すでに、昼飯は済ませているので、ひと息ついて、下山にかかります。地形図を見ると、70mほどのユル尾根を過ぎて、その後200mほどの等高線がかなり詰んでいます。どんな坂が待ち構えているのか。
戦々恐々として歩いていくと、あにはからんや、こちらのルートは九十九折れ道でした。但し、コケむした岩や砂地で、若干滑りやすいところがあります。しかも、「山頂まで580m」看板のすぐ下には、崩落している箇所。斜面を斜行する分かりにくいところもありますが、何とか歩きぬけることができました。
やがて、緩やかな模木階段のある遊歩道に。シダが繁茂しているところもありますが、歩く邪魔にはなりません。道はハッキリしています。そして道路に。出口すぐの分岐を、左へまわります。その次の分岐は、まっすぐ。さらに、その次の分岐は、さてどうしたものか。これまでの選択は、本当に正しかったのか。
そんなことを考えながら、見渡していたところ、左側に運動公園の入り口。「ここ、ここ」と下りていくと、クルマ止めのフェンス。その脇を通り抜けると、グルっと反時計回りに半円を描いて進む道。テニスコートや野球グランドを眺めながら、まもなく、自転車を止めた休憩所のそばに到着しました。
その休憩所で手を洗わせてもらおうと思っていましたが、土足禁止の看板。ハイキングシューズの脱ぎ履きが面倒なので、建物の横を探してみます。すると、水道の蛇口を発見。そばにいた建物の関係者らしき人に断って、水を使わせてもらうことに。その人によると、井戸水とのこと。
冷たいというほどではありませんが、気持ち良い水。休憩所の前にあるベンチで完歩祝いをして、もう一度腕を洗って、さて、帰路へ。自転車で国道まで風を切って下る気持ち良さ。信号待ちして、遠坂峠への坂を上りますが、思っていたほど急ではありませんでした。峠から先は、ずっと下り坂。
クルマと歩行者の通りに合わせて、双方とも細い、車道と歩道を走り分けます。しかし、歩道の方には起伏があって、走りやすいとは言えません。太田川橋を渡って、土手を走ります。だんだん、右尻が痛くなったので、しばし休憩。川の流れを眺めながら水分補給。途中に、川で水遊びする人。
ひと浴びしても良いかと思いましたが、替えのパンツを持っていないので、そのまま通過。今回はうまく上り下りして、祇園大橋を渡ります。帰ってからの、缶チューハイを楽しみに、炭酸水を買うのを控えます。河川敷には、橋工事の臨時車道跡がむき出しのまま。草地に戻るのはいつになるのか、などと考えているうちに、新己斐橋に帰着です。
:(了)
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