水越山 竹坂峠~可部運動公園 ③
隧道を抜け出て、脇道に入り込まないよう、地形図をチェックしながら進みます。登山口へ向かう道路は、インターチェンジとの交差点を南へ向かう上り坂。やや勾配が大きくなってきました。きれいな花の咲いている民家の間を抜けて行きます。やがて、林の中に入りますが、あまりひんやりとした感じはしません。
先ほどの交差点から、1㎞ほど上ったところ。カーブと峠の塩梅からして、このあたり。東へへの山道入り口を発見。「私道のため車乗り入れ禁止」と書いた封鎖フェンスがありますが、歩行は禁じていないようなので、そのまま入ります。やや石が多いのですが、しっかりした幅広の道。ハイカーの落としたようなゴミもチラホラ。
しかし、しばらく進むと、若干荒れてきます。その内、地形図どおり、山道が直角に交差。その上の尾根に、リボンがぶら下がっているので、斜面にあった踏み跡をたどって乗りあげます。すぐにもう1本、交差する山道。それも乗り越えて、尾根を上って行きますが、その先に連続する枝の繁茂した倒木。
簡単に跨ぐことができません。ネットの里山歩き記録では、「シカの踏み跡があるので、何とか歩ける」と書かれていましたが、この枝では、シカもまっすぐは歩けまい。それでも、何とか尾根線をたどって上ります。そのうち上の方が明るくなってきましたが、三点確保しないと滑ってしまいそうな急斜面に。
つかんだ木枝を利用して、こんなとこ下りるとしたら大ごとと思いながら、汗してよじ登ります。乗りあげた主尾根には、東西に山道が通っていました。麓へ向かう西の道は、どこへ向かっているのでしょう。ま、今回はそれよりもとにかく、490ピークをめざそう。東の上り方向には、ときおりテーピングがされていて安心。
とはいっても、木の間をよく見て通らないと、すぐにルートから逸れてしまいます。ひょっとしたら、490ピークではなく、水越山に直行するのではないかと、錯覚させるような長い道のり。これまでの長いながい自転車行が、そう思わせるのかも。やはり、甘くはない。急勾配を上ってようやく、490ピークに到達したのは、12時21分。
少し疲労がたまったので、休みたい気分。この山頂は林に囲まれていて展望はありませんが、どうせ水越山も林の中。どっちでもいっしょじゃろぅと、ここで飯にすることに。腰を下ろせる適当な岩やベンチもないので、落ち葉の上に座ります。気温28.6℃、湿度67%、木陰なので、まぁ心地よし。
ところが、オムスビを食べながら座っているそばを見ると、シャクトリムシが落ち葉の上を、アリが靴の上も構わず、這いまわります。自然の中に埋没す。さて、行くか。西側にも空間が開けているようにも見えますが、地形図ルートでは、南へ下ることにしています。そちらを見ると、テーピングされた幹がありますから、間違いない。
つづき: 水越山 竹坂峠~可部運動公園 ④
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