砲台山 美能漁港~三高港 ③
やや湿っぽい道。黒っぽいシマヘビが斜面を下りていくのが見えました。九十九折れ気味の道を上ると、まもなく砲台基地跡に到着。すぐ前にあるのは地下兵舎、そして右側にあるのが、炊事場跡とのこと。こちらはパノラマ展望台になっています。曇り気味の天気ですが、しばし風景を堪能します。
そして、砲台跡へ。この前、「ブラたもり」で函館の砲台山のことが放送されていましたが、そこで紹介されていた伝声管が、ここにもありました。しかし、残念なことにひとりでは、声の伝わりを体感することができません。さらに、稜線が広く、山歩きルートと砲台の作業道が交わっていて、よく分からんことに。
それでも、何とかアジサイの咲くルートをたどって、401.8m三角点のある砲台山ピークにたどり着きました。そのすぐそばに、まわりが草茫々の東屋。もちろん、すっきりした展望はありませんが、ここでオムスビ昼食。鳥の声を楽しみます。それにしても、ここまで聞こえてくるのは、フェリーの中で聞いたアナウンス。
静かだからこそ、響いてくるのかも。さて、帰途に着くか。ここからも草茫々の道ですが、模木階段になっています。しかし、やがて、それを越えたヤブ道に。しかも、短いトゲのある植物。これまであまり見かけたことがありませんが、これがズボンの上からでも痛い。おっと、足元に動くもの。よく見ると菱形模様。
身体をくねらせて逃げていくマムシでした。危うく踏むところじゃった。それからは、草の間も気をつけて歩くことに。ようやく、林道への出口に到達。江田島登山マップには、日本最大級の砲台だったと記載されていますが、最近は整備が行き届いてないようです。ちょっと、悲惨な山歩きになってしまいました。
遊歩道と林道が対照的です。そこからは、下り道。地形図には電波塔のマークがありますが、何やら大きなタンクのような建物が一基。そして、その先の三叉路を、三高水源地めざして、左へと下りていきます。歩いていると、涼しげな水の流れる音。橋から、谷川に下りるのは難しかろう。
そう思っていたところ、道際に「山名水 乙女の泉」という看板があったので、入ってみます。すると、岩が茶色くなっている沢。普段の山歩きでは、かなり下流の方にあたりますが、それでも、上腕あたりまで、水に浸すと気持ち良し。林道に戻って、下りはじめると、右斜面の竹林を、何かが走る音とうなり声。
つづき:砲台山 美能漁港~三高港 ④
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