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2015年8月27日 (木)

大峯山~西大峯山 ③

 下草のみならず、水が流れている湿っぽい道。それでも何とか続いていましたが、そのうち、ほとんどヤブになってしまいます。おまけに倒木が空間を塞ぐ。どこを歩いたら良いのやら、分からんようになってきます。そこで、左のスパースに入ってみますが、どう探しても。道らしきものは見当たりません。

 そこで、これまでの道らしきものの進行方向に戻って、よくよく眺めてみると、繁ったヤブや倒木はあるものの、何となく道らしきものの痕跡が・・・。しばらく、かき分けて歩いてみます。すると、やがて、少しヤブが薄くなって、道が分かるようになってきました。やっぱり、こっちで正解だったようです。

 しかし、再びヤブ。草についた露で、靴やズボンが濡れます。それでも、何とか峠を越して、下りに入ります。前下方に民家が見えてきました。そして右側に畑。そこで作業していた男性が、こちらを見て、たどり着くまで待っていてくれました。そこまで行くのにも、いろんな草の生茂った道。植物好きの人なら、喜びそうです。

 あいさつを交わすと、その男性が話してくれました。昔はこの奥に火葬場があって、峠の北側と南側の住民が使っていたので、林道として使われていたとのこと。ところが、その火葬場は、統合移転したらしい。しばらくは、整備していたけど、手間がかかるので、石碑を置いて、今は、ほとんど人が通ることがなくなったらしい。

 道理で、少し広めの林道のような跡があったのか。その人も、近頃の状況は知らない様子でした。それにしても、帰路では歩きたくないもの。最後に、県道へ下りるルートを聞き、話しをしてもらったお礼を言って、出発します。左手の斜面の木に、黄色い実がたくさん落ちています。ひとつ木からちぎって食べてみると、うまい。

 しかし、その次の木にある2つめ、3つめの実はすっぱい。川沿いの県道を歩きながら、私有地でないところに、生っている実を摘んでみます。それぞれ味は違いますが、だいたいすっぱい。やがて、道はうねった坂になり、若干勾配が大きくなってきます。目の前には、田植えした後の青々とした水田。

 山に向かう分岐に、中国自然歩道の大看板。しかし、これは、どうも位置関係が掴みにくい。コンパスで方角をチェックして、そのまま川沿いに進むことにします。すると、まもなく「大峯山登山口」の大きな看板。ところが、矢印があって、駐車場とも書かれています。この先が、登山口になるのか駐車場になるのか。

 ちょっと迷ってしまいますが、こっから上ってみることにします。その前に、左を見ると「七尋淵」の表示板。いったい何があるのだろかと、川岸に下りてみると、雨の後のためか、尋常ではない激しい流れ。深さもあるのかも。エンコウが出ると書かれていましたが、なるほど。そういうことにしておかないと、危ない。

つづき:大峯山~西大峯山 ④

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