白木山連山縦走 中島~上三田 ④
ずいぶん進んだような気がしますが、地図をチェックすると、帰路の3分の1ほど。まだまだ、これから。一度下りて上るとしばらく、ユル尾根が続きます。確かこのあたりで、左に折れる分岐があるはず。しかし、道は抉れ気味になって、まっすぐ下りていきます。おかしい。じゃが、分岐らしいものはなかったで。
すると、再びユル尾根になったので、そのまま歩いていくと、左方向を示すテープ。ここじゃ。地形図には、尾根をまっすぐ進むように線が書かれているから、間違えてしまうんじゃ。575ピークや547ピーク他コブを、上ったり下ったりして、送電鉄塔に到達。ここからしばらくは、安楽なユル道です。
そして、ついに見晴らし鉄塔に到達。しばし展望を楽しみますが、送電線に囲まれた風景。間違いのないよう方向をよく確認して、急坂を下ります。547ピークを過ぎたあたりで確保していた、木杖を使います。滑りやすい砂地。さて、これから起伏の激しい胡谷連山。高さはそれほどでもないのですが、急コブが5つくらい。
昨年冬、雪の中に落とした充電地を探しながら歩きます。しかし、雨風に流され吹かれ、落葉が溜まっていて、とても見つけることはできそうにありません。それらしき円筒形は、枝の切れ端だったり。下ばかり向いていると疲れますが、それでも、何とか胡谷山まではと、徒労を重ねます。
ようやくたどり着いた山頂。まっすぐ進もうとすると、進路に木が重ねられていて封鎖柵。何でじゃろうと、左端を抜けようとすると、ちょうど顔の高さに、「上三田←」のテープ。あっ、そうか。この先は行き止まり。危うく無駄足を踏むところじゃった。指示に従って、北西へ進みます。予想していた急坂ではなく、ユル坂。
しかし次に、コブがもうひとつありました。それを越えてからが、ほぼ道なき道の急斜面。木杖があっても滑る。果たしてこれが、役に立っているのかどうか分からなくなってきます。ここが、この縦走コース一番の難路。50m以上下ったところで、ようやくユル坂に。ここで木杖を捨てます。歩きやすくなった。
さて、ここからが、これまで何度も挑戦して、まともに下りることできた試しのないルート。但し、前回の上三田・中島縦走ルートでは、住吉神社からの上り口を見つけて、何とか上ることができたので、ルートがあることは実証済み。今回はそれを、下りで踏破してみることが、最大のテーマです。
つづき:白木山連山縦走 中島~上三田 ⑤
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