大峯山~西大峯山 ⑤
ここからは稜線なので、比較的緩やかなのですが、滑りやすい濡れた道。おまけに、露を含んだクマザサが山道の両側から、覆いかぶさっています。それでも、阿弥陀山西峰ルートより道もハッキリしていて、ずいぶん歩きやすい。コブから963ピーク、そして、次のコブから、ユル坂を北西へ50mほど下ります。
さらに、そのまま次のコブへ上り、鞍部へ至ると、南への下り分岐。果たして、これが予定していた下山ルートかどうか、他にはないのか。西大峯山への道をたどりながら、チェックします。やがて、少し急で長い上り坂に。地形図を見ると、60m余りありました。ここまで他に、南方面への下り道は見当らず。
西大峯山山頂(1009.7m)は、南北に向けて若干の眺望はありますが、基本的に林の中。西回りの下山ルート表示があるのを確認して、さきほどの鞍部へと戻ります。下り口には、滝ルートの表示。上ってきたルートに比べて、緩やかで歩きやすい。やがて、水音。長い滝が左側に現れます。
道なりに下りてゆくと、右の尾根を越えて、隣の谷へ。そこからも水の流れる音。小さな沢があります。ここで手を洗います。さらに、下りていくと、先ほどの長い滝のあった沢と合流点に。水が集まって急流になっています。向こう側に道。ここを渡らなければなりません。どうも、橋のようなものはなさそう。
沢に足を突っ込まないよう、慎重に。何とか渡りきります。そこからしばらくは、トラバース気味の谷道。斜面上側に、七人墓。その個数は数えず。かなり下ったところで、ようやく、西登山口の表示と、木橋。それを越えたところで、すぐにモルタル道から、道路に合流しました。水田や民家も散見。
下りていると、人が立っていますが、動きません。近づいてよく見ると、カガシ。そこには六地蔵の説明板。しかし、いったいどこにあるのでしょうか。よく分かりませんでした。そこから少し下ったところで、前を歩いている農作業スタイルの女性2人。追いついたので、あいさつして、六地蔵のことを聞いてみます。
すると、あの看板の山側、細道を入ったところにあるとのこと。話のなかで、どこにクルマを置いているのかと聞かれたので、峠のバス停から歩いてきたと答えると、びっくり。「足が痛うないんかね」と言うので、「大丈夫」と応じます。確かに、この時点では快調、何ともなかったんじゃ。
標高525mの地点で、県道に合流。道なりに下りていると、川向うに、広いグランドらしきものが造られているのが見えました。いったい何じゃろ、などと思いながら下りていくと、やがて、往路の大峯山登山口。あれこれ心配しなくても、駐車場からも、登山ルートに入ることができたようです。
つづき:大峯山~西大峯山 ⑥
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