大峯山~西大峯山 ②
こうなったら、ひとバス遅れても仕方なかばい。そう覚悟して、そのまま待機することに。すると、8分遅れで列車が到着。微妙なところです。このまま少しずつ、遅れを回復してくれれば、助かるんじゃが。念願どおりになるかどうか分からんけど、とにかく行ってみよう。バスが列車の運行に無関心なことは、先刻承知。
宮内串戸駅の跨線橋に近いところにと、列車の先頭から2両目に乗り込みます。すると、運転士がこちらの事情を汲んでくれたわけでもないでしょうが、バスの発車時刻の1分前に到着。しかも、ちょうど降車口の前に跨線橋の階段が。改札口に駆け上がって、北口に駆け下ります。すると、停留所にはバスを待つ人々。
良かった。まだバスは来ていない。ひとり分だけ空いていた、ベンチのスペースで待つことに。結局、少し遅れてバスが到着。一番に乗り込んで、運転手横の定席に座ります。下峠バス停に着いたのは、9時半。以前、大野権現山から王舎城へ縦走したときに、降りたところ。今日は、逆方向の北へ向かいます。
玖島川沿いの細道に入ったところで、ハイキングスタイルを準備していると、人懐っこい犬を連れた女性が通りかかりました。あいさつを交わして、「今日は少し蒸し暑いですね」などと話していると、犬がペロペロなめてくる。「ここから歩いて、大峯山へ行く」と言うと、顔をしかめて、「それはたいへん、気をつけて」と励まし?
川沿いのユル坂を通っていると、地図どおり左に下りて川を渡る道があるのをチェック。しかし、まっすぐ進むことに。やがて、県道に合流。さすがに、クルマの交通量が多い。しかも、時おり大型車輌が通ります。歩道が途切れているところもあったりして、人が歩くのには、あまり好ましくないルート。
「ナビタイム」で、事前にルートをチェックしたところ、この川沿いの県道から、西の谷あいを進む自転車ルートが示されていていました。自転車で進める道なら、間違いないなかろうと、そこを歩くことにします。神社を経てしばらくの間、舗装道でしたが、やや幅のある未舗装林道になりました。
そして、前方に突如現れたのは、コンクリート3階建ての半円筒形の建物。美術館のようにも見えますが、一部足場が組まれたまま。前を女性が横切ります。あいさつを交わして、「良い家ですね」と声をかけると、嬉しそうな反応。「でも、住んではいないんですよ」とのこと。「これから、大峯山へ行くところ」と伝えます。
すると、「雨上がりで道が湿っているから気をつけて」との、有難いアドバイス。そこから、まっすぐの道は、私有地に入り込みそうなので、地形図をチェックして右に折れます。広場には、何やら罠のオリが置かれています。イノシシ対策でしょうか。それにしても、そこから急に、下草が繁りはじめます。
つづき:大峯山~西大峯山 ③
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