2015年6月広島南アルプスショートコース逆縦走 ④
荒唐無稽な皇紀2600年の石碑を目の端に止めながら、ひと息ついて、武田山をめざします。ずいぶん小さくなったブルーシート腐木。いつまでもつのでしょうか。平和台谷ルート分岐も見逃さずチェック。そして水越峠へ。ここで、無理をせず。しばし休んで水分補給します。そして、最後の難坂に挑みます。
とは言っても、たいしたことはない。上るときにこそ危ない頭ぶつけ木、足元ばかり見ずにときどき上を確認しながら、無事通過。しかし、脛打ち切り株は、その後何度ここを通っても、見つけることができません。そんなこと考えているうちに、尾根の肩に乗りあげました。しかし、まだここからも、急なコブがいくつかあるんじゃ。
そう、自分に言い聞かせます。そして、山頂直前のコブ。ここは、この前の順コース縦走のとき、道を見失ってしまったところ。ふり返って、そのときの雰囲気を思い出してみると、確かにさもありなむ。さて、いよいよ武田山山頂に到着。15時03分、火山からほぼ1時間でした。山頂表示の代わりにある説明板。
甲斐国の守護だった武田信光が、応仁の乱での手柄への報償として、安芸国の守護職を授かったということじゃが、果たしてこれが報償じゃったんかいのぅ。当時の状況が分からんことには何とも言えんで。西国への島流しじゃったかもしれん。前に『安芸武田氏』の本を読んだことがあるけど、忘れてしもうた。
さてと、無人の山頂でひと息ついた後、下山にかかります。見晴らし広場以降は、ファミリールート。さすがに九十九折れ道は、膝に優しい。長寿桜、今年も花を見ることはありませんでしたが、サクラとしては巨木。どう見ても、ソメイヨシノじゃないのぅ。夫婦スギを過ぎて。、七久谷尾根ルートを下りていきます。
ちょいコブの木製ベンチ。今回はここで着替えをせず、そのまま下りていきます。途中にある切り株が谷ルート移行の目じるし。ところが、いつのまにか、山道が模木階段に変わっています。待てよ。これはなかったはず。引き返すか、もう少し下りてみるか。迷いますが、惰性で下りてみることに。
しかし、やっぱり、かなり下りた先には、右側通行止めロープのある分岐。「畜生」でも良いのですが、何となく「シット」。しもうたの、これは違う。下りてきた模木階段を、汗して上り返します。そして、ようやく切り株。その奥の枝に差した薬ビン。これが不確かですが、唯一の目じるしです。踏み跡をたどります。
いつもながら、下りルートは倒木があって少し分かりづらい。それでも、何とか「ドブ川」を越えて、谷ルートへ乗り上げました。ここからは問題なし。ややヤブっぽいところを過ぎると、やがて、花みずき台口へ。ここからは何度も通る街並み。日吉神社横の急坂を下りて、交通量の多い道路を横断。古市橋駅で完歩祝い。
:(了)
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