神乃倉山 高瀬~井原 ③
歩いていくと、ハンノキの群生地。前から食べられそうな気がしていたので、千切ってみると、臭いは草そのもの。やがて、前からやって来た林道ウォーカーと思しき親子。年配の女性の方に、ハンノキという植物は食べられるのかどうか聞いてみます。ところが、残念なことに、存在そのものを知りませんでした。話にならずです。
今度は向こうから、どこから上ってきたのかと、尋ねてきたので、西側の登山口からと答えて、地形図を見せると驚嘆。それほどの距離ではないのですが・・・。さらに、腰に着けたクマ鈴に目をつけて、「ここらにクマはおらんよ」との指摘。「昨年の豪雨で、山が荒れていることも予想したので」と言っても、聞く耳を持たず。
さて次は、神乃倉山山頂をめざして、林道を進みます。坂を上ると、右手にフジ棚の案内表示。確か、この広場に、三角点ある山頂コブがあったはずだが・・・、とりあえず上ってみると、予想どおり。到着時刻は、14時29分。しばし、みごとに咲いた美しいフジを眺めて、下山ルートへと入っていくことにします。
と言っても林道。時間が限られているので、沿道に咲いたツツジをめでながらも、あまり寄り道をしないように歩きます。ところが、赤い桜橋を潜ったところで、左へ折れる林道。どうも違うような感じ。橋から、そのまま下りる道があったような・・・。そこで、橋下の左側駐車場から奥へ進んでみます。
すると、ハッキリしない道のようなもの。尾根には乗り上げましたが、その先はヤブ。尾根の反対(東)側に出てみたところ、道らしきものは見えますが、どうもその先は同じくヤブっぽい。仕方なく桜橋に引き返します。しかし、もう一度道のような空間に期待して、さっきのところへ戻ってみますが、やっぱりどう見てもヤブ。
それにしても、試行錯誤のロスタイム。時間が限られているというのに、なってこったい。結局、林道に戻って、道なりに進むことにします。すると、何となく見覚えのある場所。この道で、良かったんじゃ。どんどん下りていきます。左下に、崩落した針葉樹林が見えますが、どうもあのあたりが、下りルートかも。
ヘアピンカーブを折り返すと林道沿いに、広場がいくつか続いていました。そこで、ゆったりと過ごす人たちを尻目に歩きます。やがて奇妙な命名の「宇宙広場」を過ぎて、「井原市駅へ」の案内表示がある下山口に到着。時刻は、14時59分です。これなら16時前の列車に間に合いそうな感じ。
つづき:神乃倉山 高瀬~井原 ④
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